50代に多い悩み、いぼやほくろ、眼瞼下垂。保険治療と自費診療、どちらを選べばいいの?【マチュア世代の美容医療】
費用を抑えられる保険治療、 仕上がりにこだわる美容医療
9~12のあざ、ほくろ、いぼ、眼瞼下垂は保険適用のクリニックでも、美容医療クリニックでも治療が受けられます。それぞれで治療するメリットを簡単に説明すると、保険適用のクリニックは費用が安く抑えられる、美容医療はよりきれいな仕上がりが期待できる、ということです。
たとえばマチュア世代になると増えてくる悩みの代表的なものに「いぼ」「眼瞼下垂」があります。
保険診療の目的は病気の治療です。ですから、いぼであれば「いぼを取り除くこと」が治療の目的になり、見た目の仕上がりにはあまりこだわりません。つまり「いぼがなくなればいい」というのが保険治療の基本的な考え方です。
眼瞼下垂も同様で、たれさがったまぶたを切除して、「見えにくさを改善する」のが保険治療の目的になりますので、治療後、左右差が出るなど仕上がりに満足できない可能性があります。
一方、美容医療クリニックでは「いぼを除去するだけでなく、除去後の肌もきれいな状態にする」ことを目的に施術を行います。眼瞼下垂の場合も「見えにくさの改善とともに、その人の顔立ちに合った美しい目元に仕上げる」ことを念頭に施術を行います。
保険でも自費診療でも受けられる治療の場合、治療施設を選ぶポイントは費用を重視するのか、仕上がりのきれいさを重視するか。どちらを選ぶかは、それぞれの価値観で決めればよいでしょう。
次回は、クリニックを受診後の一般的な流れをご説明します。
どうたいクリニック美容皮膚科院長・慶應義塾大学形成外科専任講師
岡部圭介
静岡県浜松市出身。2004年 慶應義塾大学医学部卒業。2014年 同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。同大学形成外科助教を経て、2016年から慶應義塾大学形成外科専任講師。専門は先天性顎顔面疾患の手術治療、きずの治療など。
【所属学会】日本形成外科学会(専門医・指導医)、日本創傷治癒学会(評議員)、日本創傷外科学会(専門医)、瘢痕・ケロイド治療研究会(理事)、日本再生医療学会、日本褥瘡学会、血管生物医学会
静岡県浜松市出身。2004年 慶應義塾大学医学部卒業。2014年 同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。同大学形成外科助教を経て、2016年から慶應義塾大学形成外科専任講師。専門は先天性顎顔面疾患の手術治療、きずの治療など。
【所属学会】日本形成外科学会(専門医・指導医)、日本創傷治癒学会(評議員)、日本創傷外科学会(専門医)、瘢痕・ケロイド治療研究会(理事)、日本再生医療学会、日本褥瘡学会、血管生物医学会
どうたいクリニック美容皮膚科看護師長
設楽敦子
北里大学看護学部卒。北里大学病院中央手術室に11年間勤務。出産・子育てを経て、どうたいクリニック入職。韓国の美容医療事情にも精通している。
北里大学看護学部卒。北里大学病院中央手術室に11年間勤務。出産・子育てを経て、どうたいクリニック入職。韓国の美容医療事情にも精通している。