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【50代からやるべき防犯】「玄関」からやってくる詐欺とは?

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ゆうゆうtime編集部

「犯罪白書」によると、年齢層別では65歳以上の女性が犯罪被害にあいやすく、その中でもトップなのが「詐欺被害」。ここでは、どういった詐欺の種類があるのかと、種類別の対策法を防犯アドバイザーの京師美佳さんに教えていただきました。第2回は「玄関」からやってくる詐欺です。

こちらもどうぞ。 【50代からやるべき防犯】「街角」が入り口の詐欺にあわないためには?

「玄関」からやってくる詐欺の種類

リフォームや永代供養、老人ホーム入居の勧誘など、スーツを着た営業マンがやってくるので、うっかり信用してしまいそうになります。明らかな詐欺というより悪徳商法のケースも。

①無料点検詐欺

「無料で点検できます」と訪問し、屋根や外壁のヒビなどの写真を撮って「このまま放置すると雨漏りします」「家が崩れます」「シロアリで床が抜けます」と心配をあおり、工事の契約をさせます。しかし実際には、必要ない杭をたくさん打つなどの偽の工事で高額な費用を請求することが。

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②永代供養詐欺

永代供養をしてくれる墓地の営業を名乗る人が訪問してきて、立派なパンフレットを見せられ、実在するお寺の名前を持ち出して信用させます。1区画100万円などで契約すると、代金を払ったあとに担当者と音信不通に。お寺に問い合わせても「永代供養はやっていません」「お墓は販売していません」などの返事が返ってくるだけ。

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③老人ホームの勧誘詐欺

ホテルのように暮らせると人気の「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」。実在する施設のパンフレットを持参し、ホームページを見せるセールスが横行。すっかり信用し、その場で頭金を払って契約すると、その営業マンが施設とまったく関係がなく、お金を持ち逃げされてしまうことが。

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④投資詐欺

60代の人は退職金や年金目当ての投資詐欺のカモになりやすく、被害にあう人が多数います。いきなりあらわれるだけでなく、「一度説明だけでもさせて」と電話で勧誘されることも。会うと立派なパンフレットを持参。相手のパソコンで見せられる会社のホームページも立派ですが、その所在地は架空の番地で実在しない会社かもしれません。

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⑤運用代行詐欺

資産運用ばやりの昨今。話題の仮想通貨や未公開株の売買など、シニアには難しい運用の代行にも詐欺は横行しています。「元金保証」と言われ利益を配分されるはずが、実際は運用すらしていないことが。「予想外の暴落」「もっと買えば挽回できます」と、さらに資金をつぎ込み、被害拡大するケースもあります。

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⑥送りつけ詐欺

個人情報が出回ると、知らないネットショップから注文していない食品や雑貨などの宅急便が送られてきます。受け取ったあとに料金を払うよう請求がきたり、商品と引き換えに宅配業者に料金を払う「代引き」できたりします。自分に覚えがなくても、家族が注文したものだと勘違いして支払ってしまいます。

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⑦「カニ買ってください」詐欺

ある日突然、冷凍便で生鮮食品が届きます。すぐ冷蔵庫に入れなくちゃ、と心当たりがなくても、開封してしまうことが。誤配かしらと発送元に連絡すると「開封したら買い取ってくれ」と言われます。食品はカニやエビなど高級品が多く、さりとて数万円程度なので、つい支払ってしまうという人の心理をついた詐欺です。

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⑧「お買い取りします」詐欺

「不要な着物を出張買取します」という広告をよく見かけます。家に入れてしまうと、「指輪や貴金属の査定も」と正当な価格より安価で持ち去る被害が急増。目的は貴金属でも「不要品、壊れた家電」など敷居が低いのが特徴で、強盗の下見を兼ねた場合もあります。

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⑨「土地買いませんか?」詐欺

「原野商法」という、地方の森林などのタダ同然の土地を高額で購入させる詐欺。また「あなたの土地を高く買います」という広告につられて実家の処分を頼むと、不動産登記変更終了後も代金が支払われず、さらに土地が早々に転売されてしまう詐欺もあります。

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