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【50代からやるべき防犯】「メール」でやってくる詐欺からどう身を守る?

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ゆうゆうtime編集部

「犯罪白書」によると、年齢層別では65歳以上の女性が犯罪被害にあいやすく、その中でもトップなのが「詐欺被害」。ここでは、どういった詐欺の種類があるのかと、種類別の対策法を防犯アドバイザーの京師美佳さんに教えていただきました。第4回は「メール」でやってくる詐欺です。

こちらもどうぞ。 【50代からやるべき防犯】老親にも教えたい!「電話」でやってくる詐欺への対策とは?

「メール」でやってくる詐欺の種類

銀行やカード会社を名乗り、「カード情報を更新してください」「支払期限が過ぎています」といった注意勧告のメールがきて、口座番号や個人情報を入力させたり現金を振り込ませたりします。

①フィッシング詐欺

ショッピングサイト、銀行、クレジットカード会社などさまざまな企業になりすますことを「フィッシング」(釣りのこと)と呼びます。「アカウントを停止した」などと急を要する内容を送ってくる手口で、被害が急増中。まずは無視することです。書かれているURLにアクセスしてはダメ。情報を抜かれて悪用されます。添付ファイルも絶対に開かないように。

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②架空請求メール詐欺

フィッシング詐欺に多い手口で、大手ショッピングサイトや、アダルトサイトなどを名乗り、していない契約の料金や、見ていないサイトの利用料を請求してきます。気になる場合は自分でサイトを検索して、利用状況を確認してください。不正利用を防ぐためにも、すべてのサイトで2段階認証を行い、明細は毎月チェックを。

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COLUMN「だまされると何が起こる?」

クレジットカードや銀行口座の番号を入力すると不正利用されます。後日、明細や通帳を見て気がついても後の祭り。SNSなどでアカウントが乗っ取られた場合は、ウイルスメールが友人に自動送付されて二次被害が広がります。

③なりすまし詐欺

まず芸能人やアイドルの名前で間違いメッセージが届きます。「あて先が違いますよ」と返事をすると「これを縁に友達になろう。誰にも言えない悩みを聞いてほしい」と言われます。軽い気持ちでやりとりを続けていると、「事務所にバレないように会話しよう」などと甘い言葉でチャットサービスへと誘導。このサービスが実は有料で、大金を請求されることになります。

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