中道あんさん流 2024年は「稼ぐ」「貯める」「増やす」「守る」4つの力を伸ばしたい
人生100年時代というなら、50代はまだ半ばですね。忙しい毎日を過ごしている50代のみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! トップブロガー中道あんさんに、60歳手前だからこそ始めてほしいことについて語っていただきます。
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中道あんさん流 還暦パリのひとり旅 10日間の費用&予算のつくり方
みなさん!明けましておめでとうございます。
昨年1年間、暮らしの中の「お金」についてスポットを当てた記事をお読みいただきありがとうございました。2024年もお金の知見を増やしていって、お金を「稼ぐ」「貯める」「増やす」「守る」の4つの力を伸ばしていきたいです。
まずは、2023年をふり返ってみたいと思います。
みなさんは、家計簿や収支表などをつけておられますか? 私は、会社員時代には家計簿をつけて、毎月収支を出していました。やりくりに関しては、決して上手だったわけではありませんが、3人の子どもの教育費・生活費・特別支出などお金の流れを読んでおり、数字を眺めるのが苦にならない、むしろ好きなほうでした。
去年、個人事業主から法人化して経営者の仲間入りをしたので、事業を運営するうえで生じるお金の流れをさらにしっかり把握するようになりました。
そんな中で、強く感じたのは、お金を「稼ぐ」ことも大事ですが、勝手にお金が増える仕組みを作ることも大事だということ。
その理由の一つに、60歳という節目を迎えたからです。会社員でいうところの定年にあたり人生の節目に当たります。仕事と暮らしのバランスをどうやってとるのかを一旦考える時期でしょう。つまり老後のお金の問題を切実に考える時期でもあります。老後を見据え生活を見直す。暮らしを小さくし、退職金を元にお金の運用を始める人も多いはずです。
それまでは、「貯める」ことに重点を置いてきたのに「守る」ことも考えないといけなくなります。私も、会社を設立し、毎月スタッフに報酬を支払うために稼がないといけないし、とはいえ、がむしゃらに働くのはもういいし、でも、一生かけてやる!と腹を括った仕事もあるし、「どう働くか」を考えた1年でした。
会社を守っていかなければいけないので、安心を得るためにも、お金を自動的に増やすパイプを太くするため、2軒目の不動産投資用物件の購入を決意。けれども契約の寸前で相手方が「売らない」といって白紙になるという経験をしました。しかも、たった一晩で考えが変わったという売主さん。これには、ほんとうにびっくり!しました。
仕事の上では、2023年もうまくいってほっと一安心の決算期を終えました。そして、ドーンとお金を使った年でもあります(私レベルで)。ひとりが大好きな私が、とうとうパリまでひとり旅をしちゃったこと。これは大きな支出でした。でも、普通にお金を使っていたので、自分のお金の器が少し広がっていると気づきました。