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中道あんさん流 貯める力を育てる!4つに分かれるお金の使い方とは?

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中道あん

人生100年時代というなら、50代はまだ半ばですね。忙しい毎日を過ごしている50代のみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! トップブロガー中道あんさんに、貯める力を育てるための、4つのお金の使い方について語っていただきましょう。

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中道あんさん流 2024年は「稼ぐ」「貯める」「増やす」「守る」4つの力を伸ばしたい

物価高が続いているので、お金の使い方を更に見直している最中です。

事業を営む経営者にとって、支出の削減は重要なテーマです。利益を上げるには売上を向上させるか、経費を削減するしかありません。これは家庭の家計を預かる主婦にも同じことが言えます。

先日、貸している一戸建のお風呂の湯沸かし器が壊れたという連絡が入り、さっそく管理会社に頼んで修理してもらいました。応急処置は済んだのですが、買い替え時と言われて「じゃぁ、新しい物をお願いします」と返事したものの、管理会社の担当者さんも驚くほど原価が上がっていたのです。

家賃は10年前と変わらないのに修繕費にかかる費用は年々上がっているようです。全体的に物価が上昇しているとはいえ、そう簡単に家賃を上げるなどはできないものです。

このように物価は上がっているけれど、給料はさほど上がらない状況に、「副業」を始めようと決心する人も増えてくるとは思います。でも「出費」が増えた、だからもっと「働こう!」という安易な発想では、人生の大事な「時間」をすり減らすことにもなりかねないです。そういう時こそお金の使い方を見直すチャンスです。

お金の使い方は4つの種類に分かれると思います。必要なものを買ったり支払ったりする「消費」。思いつきや、一時的な感情に流されて使うお金「浪費」。生活防衛資金などのように、目的のために用意しておく「貯蓄」。学びや勉強のための費用や「お金」に働いてもらう「投資」。

お風呂の湯沸かし器は、必要に迫られた「消費」であり、購入を先延ばしにて被害が拡大しないための先行「投資」にもなります。そのために、家賃収入を使わずにプールしている「貯蓄」から代金を支払うつもりです。その「貯蓄」がある程度貯まったら株式に「投資」してお金にも働いてもらっています。

そして、今回のこの費用ですが、もっと安く仕入れられないか探しています。
というのも、物の値段はひとつではないからです。

私は、旅行が好きですが、ホテルの宿泊代も販売する会社によって違いますし、目的地までの交通費だって、使うルートによって違います。タクシーなんかがいい例で、普段乗りなれていると自宅周辺だと通常価格が分かるようになります。たまに運転手さんが通りを一本変えただけで1メーター余分に払うことになったりします。なので、旅行の場合は、よく調べてからお金を使うようにしています。

知人が教えてくれたのですが、デパートで服を試着して、家に帰ってからネットで探すと同じものを安く買えたりすることがあるそう。その人にとって、デパートは買う場所でなく見る場所になっています。

私にもお気に入りのブランドショップがあり、デパートで買っているのですが、「さすがにこの値段は出せない」というジャケットを泣く泣く諦めたことがあります。その数カ月後、たまたまそのブランドのネットショップを見ていると、なんとそれが40%オフにまで下がっていました。ルンルン気分で「ポチッと服を買う」体験をしました。ネットでしか見ていなければ、実際どうなのか分からないので買いにくいのですが、一度商品を手にとって見ているので安心して買えます。

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