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中道あんさん流・節約術。いずれ苦しい家計にならないために、60歳手前で一度、すべきこと【2023年連載1位記事】

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中道あん

マチュアリストの人気連載「中道あんの『年金プラス10万円を稼ぐ仕組みを構築中』」のなかでの2023年1位の記事をお届けします。
※記事の初出は2023年3月。内容は取材時の状況です。
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人生100年時代というなら、50代はまだ半ばですね。忙しい毎日を過ごしている50代のみなさんは、5年後、10年後が見えていますか? わかっていることは、のんびり隠居なんて夢物語ということ。それなら不安を抱えたままにしないで、何かできることをしたい! トップブロガー中道あんさんに、60歳手前の家計の見直しについて語っていただきましょう。見直すためにはまず現状把握から!

60歳手前で一度家計費を見直しする

定年退職が65歳に引き上げられている企業も増えているようですが、まだ60歳が定年の企業が多いのではないでしょうか。年金を支給されるのが65歳として、その間の生活費は退職金や貯蓄、または再雇用制度を活用して補う人もいるでしょう。いずれにしても家計をダウンサイジングしないと、いずれ苦しくなってしまいます、と自戒を込めております。

私は、フリーランスなので定年がありません。働き方を自由に選択するワーク・イン・ライフという考え方でやってきています。仕事は人生の一部です。とはいえ稼いだ分を全て使ってしまっていては、ラットレースにハマってしまうのでお金の管理はしています。

子どもの学費にケリがつくと、ほっと一息つくので気が緩んだ分財布の紐も緩みます。現役時代はそれでもいいのですが、いつまでもというわけにもいきません。60歳手前で一度家計費を見直しなきゃと感じています。

見直すにはまず現状把握が第一です。その次に、使うべきところ削るべきところをはっきりさせること。やはり、なんでもかんでも節約してしまうと、息苦しくなってしまうからです。

私がやっている節約術 食費と光熱費

それではまず、私が現在やっている節約術からお伝えします。

①スーパーには極力いかず、ネットで食材サブスクを利用すること。

②日用品のストックをほぼ置かないこと。
買い物の頻度が少ないので、それだけ無駄使いしにくい状態です。普段着は、夏はTシャツにデニム。冬はセーターにデニム。

③着るものやアクセサリーも定番化。
いつも同じでも、それが好きならば全く問題がありません。仕事上、必要に迫られて洋服を購入している部分もあるので、リタイヤすれば洋服代は極端に減る予定です。

先月の食費は4万3,956円でした。わが家の節約術の一つに楽天ポイントでゲットした食材や、ふるさと納税の返礼品を活用することです。そのおかげで大体4万円前後で収まっています。2015年当時は、私の母と子どもの4人家族。ある月の家計では食費12万2,293円、外食費4万6,712 円なんと17万円近く使っていました。今から8年前といえば子供食べ盛り、仕事で疲れてつい外食していました。心を亡くす忙しさは家計を圧迫します。

現在、息子から毎月3万円を生活費でもらっています。もらうという言い方はよろしくないですね。ついつい親だから子どもの面倒をみて当たり前と思ってしまうところを改めなくては。以前は光熱費も割り勘にしていたのですが、一日中家にいる私が負担してもいいかなと思い撤廃しました。今後、息子が独立しないのであれば、いつかは完全割り勘制度にするつもりです。

総務省統計局が公表する2021年度の家計調査では、二人暮らしの平均食費は6万6,327円(外食含む)なので、良いと思います。ちなみに日用品は購入していませんでした。このように世間一般と比べてみて、改善していくのもいいですね。

つい先日、友人から光熱費をいくら使っているかと聞かれました。そこで真冬の一番料金がかさむ時期の費用を伝えました。わが家は、2人+犬の家族で築27年の木造戸建て。電気料金2万1000円。ガス料金2万4000円でした。合計4万5000円。同じ2人暮らしの友人宅はマンション住まいで合計2万7千円。

わが家の方が圧倒的に高い理由は、犬です。犬のために24時間暖房をつけっぱなし。犬と一緒に寝ないと解決できない問題かもしれません。犬を飼い始めて5年ですが、習慣を変えることで費用の見直しはできそうです。

その友人に自分にかける固定費について質問を返してみました。

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