私らしく生きる 50代からの大人世代へ

人気記事ランキング 連載・特集

【しょうが】の保存方法。鮮度を保って、いつでも薬味に登場させるには?

公開日

更新日

沼津りえ

しょうがは料理に欠かせない香味野菜。でも気づいたら、カビが生えていたり、黒ずんでいたりして残念だったことはありませんか。料理研究家の沼津りえさんにおいしさをキープする保存方法を伺いましょう。しょうが特有の辛みはジンゲロールという成分によるもので、加熱や乾燥によって、血行促進作用を持つショウガオールに変化します。

▶️▶️レタスの保存方法はこちら
【レタス】のおいしい保存方法。栄養の吸収率をアップさせるには?

常温保存

まるごとのしょうがは常温で、保存期間は5日間が目安です。

冷蔵保存

しょうがをキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れ、冷蔵保存を。

冷蔵の保存期間は2週間が目安です。

冷凍保存

冷蔵の場合と同様に、キッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れ、冷凍します。
保存期間の目安は1カ月です。

冷凍も生も、食感と味はほとんど変わりありません。栄養価もキープされます。辛みは、生のものよりも少なめになります。

解凍方法

冷凍したしょうがは室温に30秒ほどおいておくと、包丁で簡単に切ることができるようになります。サクッと切りやすく、すりおろすのも簡単にできます。香りも強いでので、そのまま料理に使用を。

天日干し

薄切りにして、ざるに並べ、天日干しで2日間。しょうが湯、汁物、紅茶などに使えます。干すことで加温効果がアップします。

干したしょうがは冷蔵で半年が保存期間の目安です。

薄切りにして、ざるに並べて天日干しを。

1日半干して乾燥させた状態。

カビが生えたらどうすればいい?

白カビが部分的に発生している場合は、大きめに切り落とせば、残りの部分が使用可能です。青カビ、黒カビ、ピンクのカビの場合は、体に悪い影響があるので、使用しないほうがいいでしょう。

皮はむいたのほうがいいの?

皮の近くが最も香りが強くて、辛み成分も強いので、皮はむかずに使いましょう。スプーンなどで汚れをそぎ落とす程度にします。

冷凍しょうがで、砂糖漬け

冷凍しょうが300gは室温に30秒〜1分おき、包丁で薄切りにする。
なべに水4カップときび砂糖200gとともに入れて中火にかけ、煮汁が半量になるまで煮詰め、保存びんに入れる。

※この記事は『食品長持ち保存術』沼津りえ著(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月21日に配信した記事を再編集しています。

★あわせて読みたい★

【パプリカ】の保存方法。使うぶんだけ、上手に長もちさせるコツは? 【キャベツ】が長持ちする保存方法。冷蔵する前にやってはいけないこととは? 【ミニトマト】の保存方法。パックごと冷蔵してない?長もちのコツ

食品長持ち保存術

沼津りえ著
主婦の友社刊

食品の価格は上がり続けています。せっかく買ったその食品、できるだけ長持ちさせたいですよね。でも、あなたがやっているその保存方法、自信がありますか?
昔と今とは、気候も住環境も、そして冷蔵庫も大きく変わってきました。それに合わせて、食材の正しい保存方法も変化しています。
この本は、著者の料理研究家・沼津りえさんがさまざまな方法を試してたどり着いた、ムダを出さずに最後までおいしく食べきるための食材の保存方法をまとめた1冊。ご紹介している食品は、野菜・肉・魚・果物・乳製品・穀物などなんと166種類!この本で、皆さんがふだん行っている食材保存方法をアップデートさせませんか? この先ずっとあなたのお役にたつ1冊です。

※「詳細はこちら」よりAmazonサイトに移動します(PR)

詳細はこちら

PICK UP 編集部ピックアップ