更年期後のストレスに強くなる7つの法則とは?浜中聡子さんが伝授
法則5 おしゃべりの6割は相手の話を聞く
アフター更年期の女性によくみられるのが、自分の話ばかりして、相手の話を聞かない人。それが自慢話だったりすると、聞くほうもちょっと引いてしまいますね。
久々に会ったから楽しい時間を過ごそうと思ったのに、「相手の話ばかり聞かされて帰ってきたわ」などとお互いが思わずにすむように。相手の話に6割、自分の話は4割にとどめるくらいがちょうどいいようです。
苦労話や不幸話なら、最初は周囲の人も共感してくれるかもしれません。でも、それをえんえんと続けると疲れてしまうもの。ネガティヴな話題は最小限にとどめて、他人を不幸のオーラに巻き込まないようにしましょう。
日ごろの愚痴を聞いてもらうのはストレス発散になりますが、相手を選ぶべき。親友であっても、すべて共感し理解してくれるとはかぎりません。
法則6 即座に否定しない
コミュニケーションをじょうずにとるのは簡単ではありません。たとえば相手の考えが自分と違っていたとき、どうしますか?
即座に「私はそう思わない」と否定するのは考えもの。
いったん「そういう考えもあるわね」と受け止めてから、そのあと、「私はこう考えるけど、どう思う?」と相手に提案してはどうでしょう。
だれでも自分の考えを頭ごなしに否定されたら、この人とはもう話したくない、と思ってしまいますよね。会話はキャッチボール。ひとまず相手の話をキャッチしてから、やんわり投げ返すのが、大人のコミュニケーションです。
法則7 仲がよくても、距離はじょうずにとる
私たちは、さまざまなフィルターを通して相手を見てしまうことがあります。「想定類似性」という考え方のクセも、対人関係をゆがめる要因のひとつです。
想定類似性とは、仲のよい人や好きな人の性格は、自分に似ていると思い込むこと。逆に、仲の悪い人や嫌いな人の性格は、自分と似ていないと思い込みます。
仲のよい人が自分に似ていてほしいという心境は、その相手にも自分と同じように感じてほしい、同じように行動をしてほしいと期待する裏返し。
でも、仲がよい人も、自分とすべて同じ考えではありません。だから上手に距離をとって、無理のない人間関係を末長く保つようにしたいですね。
久しぶりにクラス会で旧友に会ったときに、昔は気が合うと思ったけど、なんだか違うなあと違和感をもったり、さみしさを感じたりしたことがありませんか。
学生のときは仲がよかった人でも、何十年も経つ間には、それぞれの環境が変わり、経験を積み重ね、お互いの考え方や価値観が違ってきても不思議ではありません。
必要な友人や気の合う友人が変わってくることは、自然な流れなのでしょう。
※この記事は『アフター更年期からの不調を治す50の習慣』浜中聡子(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
※2022年10月27日に配信した記事を再編集しています。
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