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初心者必見!バラの冬剪定で失敗しない方法とは?簡単ステップで5月に咲く美しい花を育てよう【ガーデニング】

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吉原美奈子

初心者必見!バラの冬剪定で失敗しない方法とは?簡単ステップで5月に咲く美しい花を育てよう【ガーデニング】

‘プリンセス シャルレーヌ ドゥ モナコ’はモナコのお妃様に捧げられたバラ。樹高2mほどのシュラブでフェンスやポールに向きます。

バラは1~2月に剪定することで、5月にきれいな花をたくさん咲かせることができます。でも大切に育ててきたバラを切るなんて、とためらう人が多いのも事実。初心者の方に向けて、失敗しない剪定のやり方を解説します。

初心者必見!バラの冬剪定で失敗しない方法とは?簡単ステップで5月に咲く美しい花を育てよう【ガーデニング】(画像2)

冬剪定を行ったバラは、このように高さが揃って株全体にたくさんの花をつけます。枯れ枝や不要な枝が残っていては、こうはいきません。

寒い時期に剪定をする理由

バラの冬剪定は一年中で一番寒い時期、つまり1~2月に行います。
なぜこの時期かというと、バラは冬になると葉を落として生長を止め、休眠というお休みの状態に入ります。

休眠中はを切ってもバラへのダメージが少なく、剪定をするならこの時期が最適なわけです。
それより早く、11~12月に剪定を行うと切った後に暖かい日が続くことが多く、バラは芽を出してしまいます。

その後に本格的な寒波が続くと芽は寒さにやられて傷んでしまい、順調な芽出しができなくなってしまうのです。
逆に3月になると、寒い日はあるもののバラは休眠から目覚めて芽をどんどん伸ばしていくので、どこを切っていいのか分かりにくくなります。

初心者必見!バラの冬剪定で失敗しない方法とは?簡単ステップで5月に咲く美しい花を育てよう【ガーデニング】(画像3)

『嵐が丘』の作者エミリー ブロンテの名を付けられたバラ。フラットな花形で中心にボタンアイを見せ、オールドローズの趣があります。

ただし1週間早かったから、2~3週間遅れたからバラがダメになるなどということはありません。

3月中旬ごろに剪定をしても、バラはちゃんと切った場所から芽吹きます。
バラの花の美を競うコンクールに出品するのでもない限り、「寒い時期に剪定をするのがよい」ということだけ頭に入れておき、期日にとらわれすぎないようにしましょう。

また上記の解説は東京以西の温暖地に向けたものであり、それより北の地方や冷涼な高地では、バラが休眠から目覚める時期は遅くなります。
3月中~下旬になってから作業を行うほうが失敗は少ないでしょう。

初心者必見!バラの冬剪定で失敗しない方法とは?簡単ステップで5月に咲く美しい花を育てよう【ガーデニング】(画像4)

アトランタのボタニカルガーデンに咲く小さな赤いバラ。おびただしい数の花が集まって房咲きになり、1枝だけでもにぎやか。

枯れ枝、細すぎる枝の見極め方

剪定とはを切ってを整えることを言います。
剪定で完全に切るは枯れていると細すぎるです。
枯れているは表面がカサカサした茶褐色で、先端をそっと持って折り曲げるとポキッと折れます。

枯れは下の付け根の部分から剪定バサミで切り落とします。
の途中まで少し緑がかっていて、上のほうが茶色に枯れている場合は茶色の部分だけ切っておけばいいでしょう。
春になっても下の残していた部分から芽が出ないのであれば、その時に切ればいいのです。

細すぎるに関しては、具体的に鉛筆より細いと覚えましょう。
こうしたも付け根から切り落とします。
太いの途中から鉛筆以下のが出ている場合は、細すぎるだけ切ります。

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ころころとしたカップ咲きで重量感があります。細い枝では倒れてしまうので深めの剪定をし、肥料を与えてよい枝を育てます。

細すぎるは残しておいても、よい芽が出ませんし、たとえ花がついても重みに耐えきれずに折れてしまったりしてきれいに咲かせるのは難しいからです。

さらにの内側に向かって伸びているふところ枝)がある場合は、の風通しをよくするため、そのの付け根から切っておくとよいでしょう。
ふところ枝が分からない場合は、そのままにしておいても大丈夫です。

イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。

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ハイブリッドティーは、ガーデニングで最も人気のあるバラの系統の一つです。19世紀後半に生まれたこの系統は、花の形が美しい古典的なティーローズと丈夫なハイブリッドパーペチュアルを交配して作られました。大輪で咲き誇る花と高い香り、多彩な色合いが特徴で、シンボル的な存在感を放ちます。鉢植えや地植えはもちろん、切り花としても優れており、ガーデニング初心者からも愛されています。

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ふところ枝とは、樹木の幹や樹冠の内側に位置する枝を指します。ふところ枝がふえると日ざしが不足しやすく生長が抑えられるため、花や実のつき方が悪くなることも多いです。そのため剪定の際、ふところ枝を整理して樹形を整えたり、風通しや日当たりを改善するのが一般的です。ただし、樹木の種類や目的によっては残すケースもあります。適切な剪定で木の健康を保ち、美しい庭を演出しましょう。

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シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。

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温暖地とは、年間を通して気温が比較的高く、冬期の降雪が少ない地域を指します。日本では西日本や太平洋側の地域が該当し、植栽スケジュールや作つけ品種の選定において、冷涼地や中間地とは異なる育成条件や病害虫対策が必要となります。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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枝とは、植物の幹や主軸から分かれて伸びる部分で、葉や花、果実をつける役割があります。枝の生え方や配置によって光の取り込み方や風通し、樹形が左右されるため、剪定や誘引を通じて理想的な姿に整えることがガーデニングでは大切になります。

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