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【和田秀樹さんが提言】暴走老人と呼ばれないために、鍛えるべき箇所とは?

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ゆうゆう編集部

前頭葉を鍛えることで、ボケるリスクは軽減できる

「前頭葉の老化で何より注意しなければいけないのは、自発性や意欲が衰退して『感情の老化』が進み、放っておくとボケやすくなって、体や見た目の老化も加速度的に進むことです」

「年だから仕方がない」とあきらめてしまうと、老化はさらに進む?

「そのとおりです。前頭葉は萎縮しても、意識して使うことで機能は保てます。実際、萎縮が同程度進んでいても、気が若く元気な人と老け込んでいる人がいるのはそのため。ボケないためには、意欲的であることを意識して心がけ、前向きな感情を大事にし、頭の切り替えを速くして想像力を働かせること。それが前頭葉の鍛錬につながります」

そこで、次回の記事からは、日常生活の中で前頭葉を鍛える方法を和田さんに紹介してもらう。

「ただし、どんなに有効な方法でも、やりたくないと思うことはやる必要はありません。イヤイヤやるとストレスになり、免疫機能が下がって、がんなどの原因になります。自分が『これならできそう』と思うことを選んで、気軽にトライしてみましょう」

【前頭葉の老化サイン】
・怒りっぽくなった
・いつまでも怒っている
・行きつけの店が一番
・新しいアイデアが出にくい
・新作の映画や本を観る・読むのは面倒だ
・面倒くさい。何もしたくない

※この記事は「ゆうゆう」2023年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

※2023年12月6日に配信した記事を再編集しています。

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