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1時間半で歩ける【紅葉ハイキング】初心者にもおすすめの山のコース2選

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ゆうゆう編集部

山々が赤や黄色、オレンジに美しく彩られる紅葉シーズン。今だけの景色を存分に堪能できるハイキングはいかがでしょうか。ここでは、山の達人、ネイチャーガイドの橋谷晃さんに紅葉ハイキングに行く際の心得とおすすめのコースを教えていただきました。

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お話を伺ったのは
山と自然のガイド
橋谷 晃さん

はしや・あきら●1957年東京都生まれ。
82年にネイチュアリング・スクール「木風舎」を創立。40年以上にわたり山と自然のガイドとして活動し、自然を楽しむ山歩きを提案している。
現在は雑誌、新聞の他、テレビ東京「なないろ日和!」、TBS「ラヴィット!」など、テレビ・ラジオ番組にも多数出演している。

時間には余裕をもち、防寒対策は万全に

今回紹介するのは、日本の山をよく知る橋谷晃さんおすすめの、初心者でも安心して楽しめるコース。とはいえ、山を安全に無理なく楽しむためには、事前の準備が大切だ。

「あらかじめしっかり情報収集をしましょう。初心者ならまずは所要時間が3時間程度のルートがおすすめ。慣れない人でもキツすぎず、景色を楽しみながらゆとりをもって動けます」
なかには標高が高く、予想以上に気温が下がる場所もある。

「100メートル標高が上がるごとに0.6度ずつ気温が下がります。自分の目指す場所が地上とどのくらい気温が違うかを調べて準備しましょう」

紅葉の見頃時期は混雑するところも多い。橋谷さんは「見頃の前後の時期も魅力的」と語る。

「ピーク前の緑から赤へと変わるグラデーションの紅葉も、ピーク後の地面を埋め尽くす紅葉も素敵です。ぜひそれぞれの時期の風景を楽しんでください」

紅葉ハイキングに必要な持ち物

ハイキングの前に最低限そろえたい装備をピックアップ。「安全性・快適性に大きく影響します」と橋谷さん。

トレッキングシューズ

普通のスニーカーよりも靴底(ソール)が硬めに作られているため、疲労がたまりにくいうえに、滑りにくく歩きやすい。目安として1万円台がハイキングに適した価格帯。

バックパック(リュック)

登山用のバックパックは、腰に重さがかかる構造になっていて長時間背負っていても楽。かさばる防寒着などを入れられる、25ℓ前後の大きさのものが使い勝手がいい。

雨具

変わりやすい山の天気に備えて、必ず雨具は持ち歩くこと。最近の雨具は水滴を防ぎ、通気性に優れた蒸れない構造になっており、肌寒いときや風が強いときの防寒着にもなる。

その他

速乾性素材のシャツは、歩いて汗をかいたときも乾きが速く重宝する。防寒着は厚手のもの1枚よりも薄いもの数枚のほうが調整しやすくて◎。

秋は変わりやすい山の天気と、早い日没時間に要注意!

山の天気は変化しやすい。上昇気流が生じて雲ができると、山の上だけ雨になることもある。ハイキングの日は、山専門の気象予報サイトをこまめに確認しよう。また、秋は日没がどんどん早くなり、16時には暗くなる時期もある。遅くとも15時くらいには下山する計画を立てておけば、転んだ、足がつったなどの急なアクシデントが起きても慌てずにすむ。

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