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【ガーデニング】秋空に映える多年草【8選】植えっぱなしで来年も咲かせる!

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光武俊子

厳しかった夏の気分をリセットするために、高く澄んだ秋空に映える草花を咲かせませんか。爽やかに吹き渡る風に揺れるシュウメイギクやナデシコ。しっとりした風情が日本の秋を実感させてくれます。どれも来年も咲いてくれる多年草です。

★秋に咲く多年草★
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秋風に揺れるかわいらしい花々

暑さ厳しかった夏が去り、空気が澄んで爽やかな風が吹き渡ると、ホッとした気分になりますね。冬の寒さが訪れるまで、庭やベランダで心地よい秋の風情を楽しみたいものです。

秋を代表する草花といえばハギやススキ、クズやカワラナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウという「秋の七草」。地味なものが多いな~と思っていませんか? そんなことはありません。秋に咲く草花はとてもバラエティに富んでいます。

秋風にやわらかく揺れたり、足元をかわいらしく彩ったり、意外なほど華やかなガーデニングも楽しめます。多くは植えっぱなしで来年も咲いてくれる多年草です。日本原産で気候に適したものが多く、育てやすい丈夫な草花をご紹介しましょう。

秋の風情が楽しめる丈夫な多年草8選

儚げでも丈夫な自生のダイアンサス【カワラナデシコ】

開花期:7~10月
草丈:30~60㎝

東アジア原産で、本州より西の日当たりがよい草原や河原に自生します。近年は学名のダイアンサスと呼ばれることが多いナデシコの仲間。その中では草丈が高く、深く切れ込んだ糸状の花弁が華奢な印象ですが、日本の気候に適して丈夫です。秋の七草に数えられ、江戸時代から盛んに栽培された古典園芸植物。

風に揺れる長い花穂が秋を謳う【サラシナショウマ(キミキフガ)】

開花期:8~10月
草丈;50~130㎝

日本各地の山間部で落葉樹の林床や草地に分布します。茹でた若芽を水にさらして食べたことが和名の由来。近年は欧米で品種改良された園芸品種が多く出回り、学名のキミキフガで呼ばれることも。20㎝以上にもなる長い花穂には香りがあり、存在感を発揮します。

鉢植えやグラウンドカバーにもぴったり【リンドウ(ゲンチアナ)】

開花期:9~11月
草丈:15~80㎝

すがすがしい青紫色の花が秋の気配によく似合います。本州以西の山野などに自生し、根茎は生薬としても利用されてきました。多くはコンパクトな草丈の鉢植えか、草丈高い切り花で流通。日陰にも耐えますが、日が当たらないと花が開かないので植えつけ場所や置き場に気をつけましょう。

バリエーション豊富な園芸品種が楽しめる【ダイモンジソウ】

開花期:9~11月
草丈:10~20㎝

日本や中国東北部の山地で湿った岩場などに自生。日陰のグラウンドカバーとして知られるユキノシタの仲間です。漢字の「大」の字に似た花弁のつき方が特徴的で、名前の由来になっていますが、品種改良が進んで花形や花色もバリエーションに富んだ品種が楽しめます。

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