賃貸マンションが森のような癒し空間に!「ほったらかし管理」術
森の中かジャングルの中にいるよう…… でもそこはマンションのバルコニー。プランツディレクターで人気インスタグラマー、鎌田美希子さんのご自宅を見せていただきます。「植物は飾りではなく、ともに生きる同志なんです」という言葉に納得の、自然の力に圧倒されるようなインテリア。 『花と緑のあるインテリア』(主婦の友社編)から抜粋してお届けします。
鎌田美希子さん
プランツディレクター
夫婦2人と犬(ペキニーズ)2匹の暮らし
Instagram @tanicushion
植物は飾りではなく、ともに生きる同志なんです
子どものころから植物が好きで、現在はプランツディレクター、アーティストとして活動しながら、大学院で〝オフィス緑化〞についての研究をしているという鎌田さん。都心にある自宅には広いバルコニーがあり、マンションの一室とは思えないほど緑が豊富。
「基本的に植物はなるべくほったらかしにしています。自然のままの姿で勝手に大きくなってほしいので、ハサミを入れたりもほとんどしません。そのおかげか、小さかった鉢植えの植物びっくりするくらい大きく成長してくれました。あまり手を入れすぎず、ジャングルや森の中のようにごちゃごちゃでもいいのかな、と。そのほうが自分たちらしいし、植物やお花はどんな組み合わせにしても絵になるんです。置き場所も植物目線で考えるようにしています」
〝おしゃれに飾る〞ではなく、植物だって生きているので、ともに生きる同志として〝共生〞しているのだ、と言います。
「植物にも適する環境とそうでない環境があるので、その植物がどんな環境で生きてきたかを考えると、育てやすくなります。閉めきった室内のような生存困難な場所で無理をさせるより、なるべく屋外で太陽の光や雨、風をたっぷり浴びて育ってほしいなと思い、暖かい季節になったら観葉植物を含め、たいていの植物は屋外に移動しています。そこでまとめて生命力を養って、寒い冬は室内でなんとか耐えてもらう、そんな配分を考えてお世話しています」
Balcony バルコニー
「10年くらい前に切り枝で買ったんです。花瓶に入れて飾っていると根っこが生えてきたので、そのまま鉢にポンっと植えたら勝手に大きくなりました」。特にお世話をしていなくても毎年花を咲かせてくれる。
3年くらい前に運べるサイズの鉢植えで買ったミモザアカシア。オーストラリアンプランツは基本的に成長速度が速いのだけれど、このミモザアカシアは特に速く、気がついたらこのサイズに。
