私らしく生きる 50代からの大人世代へ

記事ランキング マンガ 連載・特集

今すぐできる【花粉症対策】鼻やのどの粘膜を加湿・加温する5つのケアとは?耳鼻咽喉科医が伝授

公開日

更新日

浦長瀬 昌宏

あめやガムで唾液をふやす

のどを加湿するために、唾液の分泌をふやすのもよい方法です。

唾液は感染から身を守る物質を含んでいたり、歯の再石灰化を促し虫歯になりにくくしたり、口の中を保湿・保護するなど、大切な役割を果たしているのです。

あめをなめることやガムをかむことが刺激となって、唾液の分泌はふえます。あめやガムには保湿成分が含まれていることも、粘膜にとってよいところです。

あめやガムは、酸っぱいものやおいしいものを選びましょう。よりいっそう唾液の分泌をふやすことができます。

あめやガムで注意するべきことは虫歯です。

あめやガムには糖分が含まれており、これは酸となって虫歯の原因になります。

酸をつくらない甘味成分として、キシリトールがあります。しかし、キシリトールは腸内で水分を吸収する働きがあり、過剰摂取すると便がゆるくなるので注意が必要です。ちなみに私は、キシリトールを摂取すると少量でもおなかの調子が悪くなります。

余談ですが、あめをなめたりガムをかんだりすると、耳がつまりにくくなります。

エレベーターやトンネルに入って、耳がつまった経験があるのではないでしょうか。これは、耳管という管がつまるから。

この耳管は、かむ動きを繰り返すと開くのです。

飛行機に乗るとあめが配られますね。これは、あめをなめることで自然とあごを動かし、飛行機の離着陸で耳がつまりにくくなる効果をねらってのものです。

私は耳がつまったとき、口を開けあごを前に突き出します。こうすることで耳管を開く ことができるのです。また、首を後ろに倒すことでも耳管が開きやすくなります。

唾液を分泌させる方法には、唾液腺マッサージもあります。唾液腺をでもむことで、唾液を分泌させる方法です。耳下腺と顎下腺を確認して、5回もんでみましょう。酸っぱいものをイメージしながら行うと効果的ですよ。

※この記事は『肺炎・ウイルス感染症にならないのど・鼻の粘膜の整え方』浦長瀬 昌宏著(主婦の友社編)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

▼あわせて読みたい▼

>>50代のお悩み「朝起きたときに手指がこわばる」内科医がアドバイス 3分でラクになるおすすめの方法とは? >>50代のお悩み「手に持っている物を落としやすくなった」婦人科医が警鐘を鳴らす 筋トレを今すぐ始めないと手遅れになる理由とは? >>50代になったら「体重も浮き輪肉も増えました」婦人科医のアドバイス ピンチをチャンスに変える秘策とは?

肺炎・ウイルス感染症にならないのど・鼻の粘膜の整え方

浦長瀬 昌宏著
主婦の友社刊

耳鼻咽喉科医はマスクなしでも感染しないのはのど、鼻の粘膜を鍛えているから。だれでもできる粘膜強化で感染症を防ぎましょう。
新型コロナウイルス感染症で日常の光景となり、だれもが手放せなくなったマスク。しかし感染症の最前線で、自らが感染するわけにはいかない耳鼻咽喉科の専門医たちは「重要なのはマスクなしでも感染しないこと」だと声を揃えます。もちろんマスクをすることで感染のリスクが減らせるのは確かです。でもその理由はマスクがウイルスや飛沫を防いでくれるだけでなく、マスクがのど、鼻の粘膜の状態を整えるのに役立つから。決めてはウイルスや細菌の感染の最前線にあるのどと鼻の粘膜のコンディションを整えることだったのです。本書ではだれでもできる粘膜強化法を紹介し、コロナウイルスはもちろんカゼやインフルエンザ、花粉症など多くの感染症対策に役立つ「強い粘膜」「すこやかな粘膜」の作り方を紹介します。

※「詳細はこちら」よりAmazonサイトに移動します(PR)

詳細はこちら

悩みのある人、必見! PR

50代からのデリケートゾーンのトラブルが、トイレでケアできるって本当?

50代からのデリケートゾーンのトラブルが、トイレでケアできるって本当?

かゆみやにおいなど、デリケートゾーンのトラブルは家族や友人にも相談しづらく悩ましいもの。そんな悩み対策に、トイレのビデが有効だということ、ご存知でしたか? その理由やおすすめのトイレについて、詳しくご紹介します。

詳細はこちら

PICK UP 編集部ピックアップ