今すぐできる【花粉症対策】鼻やのどの粘膜を加湿・加温する5つのケアとは?耳鼻咽喉科医が伝授
温かい濡れタオルを鼻や首におく
温かい濡れタオルを鼻や首におくと、鼻やのどを加湿・加温することができます。簡単な方法ですが、毎日行っていると鼻やのどの不調がおさまりやすくなります。
このとき、人が使ったタオルや汚れたタオルは使わないようにしましょう。夏かぜの原因となるアデノウイルスやエンテロウイルスは、暑くて湿度の高い環境を好みます。汚れたタオルが口や鼻に接触することで、これらのウイルスに感染してしまうことがあります。
家庭用の吸入器もある
鼻やのどを効率よく加湿・加温する器具も販売されています。
家庭用の吸入器もそのひとつです。
スチーム式吸入器は、水を沸騰させるので、雑菌を含んでいない水蒸気をつくることができます。鼻やのどから水蒸気を吸い込むだけなので簡単です。
スチーム(温かい湯気)を通常の呼吸の速さで吸入します。のどから吸入するときは口から吸って鼻から出し、鼻から吸入するときは鼻から吸って口から出します。
1回につき5~10分、1日何度行ってもかまいません。
水は水道水を使いますが、鼻うがいで使う生理食塩水は入れないようにしましょう。
マスクをつけるといい3つの理由
マスクをつけることが感染予防になるかならないかの議論がありました。ウイルスがマスクをすり抜ける、エビデンスがない、などといわれましたね。
しかし、マスクをつけると感染しにくくなるのは当たり前です。
理由は3つあります。
1つ目は、マスクをすると、病原体が鼻やのどに入るのを防ぐことができるからです。
ウイルスや細菌などの病原体そのものは小さいので、病原体だけであればマスクをすり抜けます。しかし、病原体はせきやくしゃみなどで発生した飛沫の中に多く含まれています。飛沫の粒が大きければ大きいほど病原体が多く含まれるので、飛沫が鼻や口に入ることを防げば感染リスクを大きく減らすことができます。
したがって、通常の生活をする場合、マスクのフィルター性能を考える必要はありません。それよりもマスクをつけるときに大切なことは、マスクと顔のすき間を少しでも減らすことです。鼻がマスクから出ていたり、マスクのずれが大きかったりすると、飛沫が鼻や口から入る可能性が高くなります。
2つ目は、マスクをすると、指で鼻や口にさわれないからです。
人は、知らず知らずのうちに指で鼻や口をさわっています。マスクをつけると指が鼻や口に直接触れることがなくなるので、接触感染を防ぐことができるのです。
3つ目は、マスクをすると、鼻やのどの粘膜を加湿する効果があるからです。マスクは鼻や口の中の湿度を上げるので、粘膜にとってよい環境になります。
これらの理由から、マスクは感染予防の効果が高いのです。
なお、マスクをつけていると口臭がひどくなる場合は、あめをなめるなどして唾液をふやしたり、口腔ケアを行ったりましょう。
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