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【ガーデニング】夏の庭仕事がラクに!水やり・草取りが減るグラウンドカバー[8選]

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光武俊子

日ごろ、庭は水やりの必要がありませんが、長く雨が降らないと草花はうなだれてしまいます。そんなとき乾燥に強い草花なら、水やりの手間がほとんどかかりません。とくに横に広がって地面を覆うグラウンドカバープランツは、夏のガーデニングの心強い助っ人になります。

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夏こそグラウンドカバーの底力がありがたい!

グラウンドカバープランツとは横に広がって育つ植物のこと。芝生のように地面を覆い、庭をナチュラルな雰囲気にします。さらに、草花の株元や通路の際などに植えると、夏の強光線がじかに地面に当たらないので、土壌の乾燥を防ぎ、地温の上昇を抑止。水やりの手間がグッと軽くなります。

そのうえ、グラウンドカバーは雑草を生えにくくする働きもあります。雑草は地面を露出させることで、つぎつぎに生えるもの。防草シートとまではいかなくても、グラウンドカバーならところどころで伸び出す雑草をフォークで抜くだけでよいから、除草もラクラクです。

グラウンドカバーをみっしり育てることで、夏の庭の管理を手間なくして、暑さに弱い草花を守ってあげましょう。乾燥に強くよく広がるグラウンドカバープランツを紹介します。

【ガーデニング】夏の庭仕事がラクに!水やり・草取りが減るグラウンドカバー[8選](画像2)

オリーブの株元から枝垂れるディコンドラ

【ガーデニング】夏の庭仕事がラクに!水やり・草取りが減るグラウンドカバー[8選](画像3)

石垣から溢れ咲くセラスチウム

暑さや乾燥に強いグラウンドカバープランツ8選

乾燥に強い多肉植物も利用できる【セダム】

株張り:10~50㎝
開花期:2~10月(種類による)

ぷっくりした茎葉に水分を蓄え、乾燥に強い多肉植物。そのなかで多くの種類があるセダムは、和名のマンネングサが名前についているメキシコマンネングサやモリムラマングサなどが、グラウンドカバーに向きます。乾燥に強い=過湿には弱いため、日当たりよく水はけのよい場所に。

ヒルガオのような花を枝垂れ咲かせる【コンボルブルス・サバティウス】

株張り:50~100㎝
開花期:4~6月

和名はセイヨウヒルガオというコンボルブルス。ヒルガオのような漏斗状の花は日光が当たることで開きます。なかで這い性のコンボルブルス・サバティウスはブルーカーペットとも呼ばれ、グラウンドカバーにぴったり。暑さには強いものの、寒さにはやや弱い半耐寒性多年草です。

こぼれダネでどんどんふえる【シンバラリア】

株張り:20~50㎝
開花期:3~10月

コロセウムアイビーとも呼ばれ、アイビーに似た小葉を密に茂らせる這い性植物。ドイツのワイナリーでライオンの壁泉を飾るみずみずしい姿に一目惚れしたものです。小さな花から大きな実を結び、たくさんのタネをばらまいて広がります。日陰でも日なたでもOK!

あふれんばかりに咲く白花【セラスチウム】

株張り:25~50㎝
開花期:6~7月

繊細な印象のシルバーリーフに白い小花が群れ咲いてすてきです。水はけよい日なたを好み、石垣やロックガーデンなどによく合います。高温多湿で株が弱ったら、切り戻すときれいな新葉が繰り出します。暑さには強いものの、寒さには弱くて一年草扱いされることも。

グラウンドカバーとは、地表を這うように広がり、地面を覆う植物を指します。クリーピングタイム、シバザクラなどが代表的で、雑草の抑制や土壌の乾燥防止、美観の向上に役立ちます。

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ロックガーデンとは、自然の岩石や小石を用いて山地や荒野の風景を再現した庭園スタイルです。起伏を生かし、耐乾性のある植物や多年草、多肉植物を組み合わせることで、美しい景観を演出します。ローメンテナンスで植物が長持ちするため、ガーデニング初心者にもおすすめです。また、場所を選ばず、小規模なスペースでも楽しめるのが魅力の一つです。

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こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然にふやせるメリットがあります。

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植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を途中で切り詰める作業で、植物の形を整えたり、次の花や芽の発生を促す目的で行います。開花後に行うことが多く、風通しをよくし、病害虫の予防にもつながります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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