「氷川きよしの小室哲哉への愛」が爆発!香取慎吾の「偏愛ミュージックサロン」(NHK)で感じた、世代を超えて伝わる音楽の力
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柚野木
「偏愛ミュージックサロン」は、香取慎吾が主を務める音楽トークバラエティー番組。NHK総合テレビで6月24日に第1回が放送されました。初回のゲストは氷川きよし。小室哲哉ミュージックへの偏愛を語ります。エンタメ大好きライターが見どころをお届けします。
※この記事には番組内容の詳細が含まれています。配信や録画などでこれからご覧になる方はご注意ください。
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アイドルという枠を飛び越えて、表現者としてマルチな才能を発揮している香取慎吾。彼が音楽から受けるインスピレーションを非常に大切にしていることは、この「偏愛ミュージックサロン」でのトークでもびしびし伝わってくる。
この番組は香取慎吾をサロンの主として、DJに岡崎体育(彼も枠におさまらないパフォーマーだ)が加わり、ゲストと共に音楽について語り合う音楽トークバラエティーだ。
初回のゲストは、氷川きよし。
2000年に演歌歌手としてデビューし「箱根八里の半次郎」が大ヒット、その後の活躍はめざましく、2022年(第73回)の紅白歌合戦での「限界突破×サバイバー」の圧巻のパフォーマンスに感動した人も多いのではないだろうか。
そんな氷川きよしが偏愛するアーティストは小室哲哉だという。最初に小室ミュージックに触れたのは、中学2年生のとき、小室哲哉・YOSHIKIによる期間限定ユニットV2の「背徳の瞳~Eyes of Venus~」が大好きになった。
その後1996年、18歳のときに演歌歌手を目指して上京し、当時は街のどこででも小室ミュージックが流れていたころ。当然のようにその魅力にはまっていった。
自身の2曲目ではKEIKOと同じ「ガイコツマイク」を!
そんなトークのあと「EZ DO DANCE」(TRF)に始まり、「恋しさと せつなさと 心強さと」(篠原涼子)、「WOWWARTONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」(H Jungle with t)などの当時のヒット曲を聴いていくと「どの曲を聴いてもDNAにしみてるから、すごい、今、細胞が踊ってる!」トークがいつになくハイテンションだ。
なかでも特に好きだったのはglobe。バイト先から帰ってきて、布団をかぶってずっと聴いていたころのことを語り、今も大切に持っている4枚目のアルバム「Relation」を紹介した。四畳一間のアパートに暮らし、友人もあまりいないなか、デビュー前の不安な思いを小室サウンドが支えてくれていたという。
また特に思い入れのあるミュージックビデオ(MV)は「sweet heart」(1998)で、このMVに触発されて、自分の2曲目(大井追っかけ音次郎)のMVでは自分のこだわりを主張して、KEIKOが手にしていたものと同じ、「ガイコツマイク」を使用したそうだ。