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【ガーデニング】7月のバラ育てですべきこと。ゴマダラカミキリに要注意!

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吉原美奈子

黒星病にも引き続き注意を

7月はうどん粉病の発生は少なくなりますが、豪雨も多いため黒星病は引き続き発生します。
特に7月中旬までは定期的な予防に努めましょう。

黒星病にかかると、葉に黄褐色の斑点ができて落葉し、やがて株全体に広がって木が弱っていきます。
初期のうちに被害葉を摘みとりますが、伝染力が強いため、早めにダコニール、サプロールなどの殺菌剤を散布して蔓延を防ぎます。

株数が少ない場合は、バラ専用の殺虫殺菌剤をスプレーするのがおすすめです。
薬剤散布をためらっているとあっという間に被害が広がり、結局多量に散布することになるので早めの対処が大事です。

また、黒星病は雨によって被害が拡大するので、雨が小やみの時や、雨後すぐに散布すると効果的です。
雨水のはねかえりを防ぐため、株元を清潔に保ち、ワラやバークチップなどを敷くマルチングも忘れずに行いましょう。

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マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

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二番花とは、植物が最初に咲かせた花(一番花)のあとに続いて咲く花のことを指します。一部のバラやクレマチスなど、繰り返し咲くタイプの植物が代表例です。一番花の後に剪定や肥料を適切に施すことで、二番花をより美しく咲かせることができます。ガーデニングでは長い期間花を楽しむために、この二番花を咲かせることがポイントとなります。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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