【ホジュン】ジュンとドジの因縁がこれでもかと絡み合う、波乱万丈の48〜59話[韓国ドラマ]
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藤岡眞澄
目黒蓮と若い頃のチャン・グンソクを足して2で割ったような…
そのことをいち早く見抜いたのは、ドジの母(キム・ミスク)。ジュンを呼び出し、一つの願いを託して漢陽から故郷へと旅立つ。それは、あれほど溺愛し、その出世に執着した息子のことだった。
「ドジは父に認められなかった無念を抱えている。だから、認められたお前がドジのことを許してやって」。ドジ母は強く、潔い人だ。
もう一人、余命短いことを悟った恭嬪も、王の寵愛を求めた人生を振り返って「執着が苦痛を生むこと、欲を捨てればこの上なく楽なことを、死を目前にしてようやく悟った」と語り、2人の王子の将来を支えてほしいとジュンに頼む。
ドジに加え、幼い王子たちの見守りまで託されるジュン。その肩の荷たるや地球より重そう。「大丈夫か、ジュン?」と思いきや……。
「私はもう恵まれた環境で安穏と暮らしたりはしません。師匠(ウィテ)の教えを世に伝えるため、この手で野山をかき分け、国中を巡ります」と宣言して、長い旅に出る。その“責任放棄”の結果は?
17年の歳月が流れ、ドジは御医の座目前まで大出世。恭嬪の次男・光海君は立派に成長し、仁嬪の次男・信城君と世子の座を競う存在になっていた。
そして、ジュンの息子ギョム(イ・ヘウ)も脇目も振らず勉学に励む日々。目指すのは、両班でなければ受けられない科挙だった。
ここ(53話)にきて、イケメン隠し玉イ・ヘウ降臨。目黒蓮と若い頃のチャン・グンソクを足して2で割ったようなビジュは、長編をがんばって視てきたご褒美かと思ったのは私だけ? ちなみに、ギョムが父から受け継いだのは勉強大好き遺伝子だったらしい。
ギョムや光海君が好青年に成長した一方で、ビクとも変わらなかったのが、ドジだった。ドジは手強い。
