60歳を迎えた【高島礼子さん】「キャスティングしていただけるのなら何でもやろうと思いました」人生を輝かせる方法とは?
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ゆうゆう編集部
映像、舞台にとどまらず、最近はバラエティ番組でも大活躍の高島礼子さん。50歳を過ぎてから意欲的に未知の領域に挑戦。日々ますます楽しいという高島さんに、輝きの秘密を聞きました。
PROFILE
高島礼子さん 俳優
たかしま·れいこ●1964年神奈川県生まれ。
88年に「暴れん坊将軍Ⅲ」で俳優デビュー。
以後、映画、テレビ、舞台、CM、バラエティ、情報番組など各分野で活躍。
代表作に映画「陽炎」2·3·4、「極道の妻たち」シリーズなどがある。
映画『長崎ぶらぶら節』で第24回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
8月8日(金)映画『ハオト』公開。
失敗しても恥をかいてもチャレンジしなければ
近年、本来の俳優の仕事だけでなく、バラエティ、情報系の番組での活躍も目覚ましい高島礼子さん。演じる役柄からか、「強い女性」のイメージが強かったが、ふっと素顔ののぞく瞬間を見る機会が増えると、こんなに明るい気さくなキャラクターだったのかと驚かされる。
「以前は自分が人に笑っていただけたり、興味を抱いていただけたりするような会話をする自信がなかったんです。でも50歳を過ぎ、いつまでも自分のできる範囲内だけで動いていたら何も進まない、成長できないと思ったんですね。もっと失敗しても恥をかいても、可能性にチャレンジしていかないといけないんじゃないか、そう考えて、それからはもうキャスティングしていただけるのなら何でもやろうと思ってやってきました」
自分が大食いだって気づいてから旅番組が最高に楽しくなりました
そして、いざトライしてみると、意外な発見も多々あった。クイズ番組に初挑戦したときは「全問不正解」も覚悟していたが、「なぜか結構当たっちゃったんです(笑)」。グルメロケに挑めば、予想外に自分が食べられることにも驚いた。
「自分がそんなに『大食い』だとは知らなかったんです。世界各地を列車で旅してスイーツを食べ歩く番組のお話をいただいたときも、行ってみたら楽しくて。こんな幸せな仕事はないと思いました(笑)」
そんな高島さんの一面が見えるとさらに活躍の場は広がり、それとともに高島さん自身、公私ともに、生き生きと明るく積極的になっていけたのだという。
「コロナ禍のときに、このピンチをチャンスにしたいと思ったんですね。その前から少しずつバラエティに出始めていたこともあって、ドラマの撮影が止まってしまったときも、マスクをしながら情報系番組の仕事はできたんです。やったことはちゃんと実を結んでいくんだなと痛感しましたし、いろんな人とのおつき合いが広がって、仲間づくりもできるようになった。それが財産になりました。この時期を境に随分人生が変わりましたね」
