記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】初心者必見!育てやすいシュラブローズの魅力と真夏のハダニ対策のコツ

公開日

更新日

吉原美奈子

葉が乾いて色が抜け、葉脈だけになったらハダニの被害

8月に入り、高温と乾燥が続くと多くのバラは生育をとめてしまいます。花が咲いても小さく、形も完璧ではないものが多いので、外弁が開いてきたら早めに切って涼しい室内に飾って楽しむほうが株への負担も少なく、おすすめです。

気温30度を超える晴天では、うどん粉病や黒点病の発生はぐんと少なくなります。かわってハダニが発生し、葉の葉脈に沿って表面が白っぽくかすれ、葉の裏にクモの巣のような白い糸が密集してつくこともあります。特に日当たりのよいベランダの鉢栽培では被害が多発します。放置しておくとカサカサになって落葉し、秋バラがきれいに咲きません。

葉裏をよく観察して、被害に合った葉は摘みとります。また、ダニは水に弱いのでホースの先を手で押しつぶしながら勢いよく葉裏に水をかけるのも効果的。1日3回ほど1日おきに行ってみてください。それでも被害が広がるようであれば、ダニトロンなどのハダニ専用薬剤で駆除します。

【ガーデニング】初心者必見!育てやすいシュラブローズの魅力と真夏のハダニ対策のコツ(画像5)

丸く赤い蕾が開くと純黄色のバラに。開く前も、開いても、わくわくするのがバラ育ての楽しみ。

※2023年8月5日に配信した記事を再編集しています。

▼あわせて読みたい▼

>>【ガーデニング】少し珍しい花色のバラをコレクション/ブルーローズの魅力を探る >>【ガーデニング】夏のバラ管理はここに注意! 一季咲きのオールドローズとつるバラは? >>【ガーデニング】バラの害虫駆除にはコツがある!効果的な殺虫剤と駆除テクニックまとめ

イングリッシュローズとは、イギリスの育種家デビッド・オースチン氏によって開発されたバラの系統で、オールドローズの香りや花形と、モダンローズの四季咲き性、耐病性をあわせ持っています。カップ咲きやロゼット咲きが多く、ナチュラルガーデンにぴったりの優雅な雰囲気を演出します。

詳細を見る

オベリスクとは、園芸用の支柱の一種で、円柱状や四角柱状の塔のような形をしたものです。おもにバラやクレマチスなどのつる植物を誘引し、美しく仕立てるために使用されます。オベリスクを利用することで、植物を立体的に見せることができ、庭やベランダのアクセントとしても活用されます。

詳細を見る

シュラブとは、ガーデニングでよく用いられる低木の総称です。生長が安定し、剪定によって形を整えやすいことから、庭や花壇の基盤となる植栽として重宝されています。バラの一種のシュラブローズも有名で、初心者から上級者まで幅広く愛されています。また、季節ごとの景観を楽しめる落葉樹や常緑樹があり、生育環境やデザインに応じて選べるのも魅力的です。

詳細を見る

株立ちとは、一本の太い幹ではなく、根元から複数の幹が立ち上がる樹形を指します。自然な風合いが魅力で、雑木風の庭づくりに向いており、庭木としても人気です。代表的な植物にはアオダモやシマトネリコなどがあります。

詳細を見る

ハダニは、庭や鉢植えでよく発生する小さな害虫で、植物の葉裏に付着し汁を吸うことで被害を与えます。暖かく乾燥した環境を好み、特徴的な斑点模様や葉の変色、枯れを引き起こします。特にバラや観葉植物で被害が目立ち、防除には葉水や専用の薬剤が有効です。定期的な水やりや湿度の管理で予防を心がけることも重要です。

詳細を見る

樹形とは、樹木の全体的な形や姿のことで、自然に育ったままのものから、人の手によって整えられたものまで、さまざまなスタイルがあります。たとえば「立ち性」「横張り性」「ほうき状」などがあり、ガーデニングでは庭のデザインやスペースに合わせて選ぶことが多いです。また、剪定によって希望の樹形をつくることも可能で、生け垣やシンボルツリーなどにおいて重要な要素となります。理想的な樹形を保つためには、生長の段階に応じた手入れや剪定が欠かせません。

詳細を見る

支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

詳細を見る

剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

詳細を見る
画面トップへ移動