【ガーデニング】ピンクでまとめてロマンチックな印象!ニチニチソウ、ペンタスが主役の「夏の寄せ植え」
YouTubeで配信している寄せ植え動画が人気の富田英明さん。初心者でも寄せ植えを上手に作るには、「フォルムをきれいに出すこと」を意識するのが大事だと話します。今回はピンクの花をメインにした夏の寄せ植えの作り方をご紹介します。
▼「フォルムのきれいな寄せ植えを作るポイント」と「夏の寄せ植えの管理方法」はこちら▼
>>【ガーデニング】初心者でも上手に作れる! ブルー、パープルで涼しげな「夏の寄せ植え」
寄せ植え制作
富田英明さん
とみた・ひであき⚫️1974年東京生まれ。
高校入学後、園芸店でアルバイトを始め、大学卒業後、園芸店に勤務。
園芸店を退職後、2013年から「jungle berry」として活動を開始。庭や店舗の植栽、寄せ植え制作・販売を手がけ、全国の園芸店にて寄せ植えイベントの講師を務める。
東京・東村山の「T-Garden」にて、寄せ植え教室を開催中(不定期)。
YouTube「寄せ植え専門チャンネル morinomi」@morinomi783
Instagram @hideamai
ピンクの花々でロマンチックな印象の寄せ植え
今回の主役は、ニチニチソウ(ビンカ)の珍しい品種 ‘ひみこチュチュ’。花弁の縁がフリルのように波打つ、世界初のフリンジ咲きニチニチソウで、最近はホームセンターなどでも出回るようになりました。この魅力的な花形のニチニチソウに対して、ニチニチソウ ‘モネ’ は花の中心部がボルドーカラーで落ち着いた雰囲気の、これもまた珍しいタイプのニチニチソウです。
ペンタスはピンクとパープルの2色を使用。花の種類としてはニチニチソウ、ペンタスの2種類ではあるものの、見た目の印象がまったく異なるニチニチソウ、そして色違いのペンタスを使うことで、メリハリが生まれています。
葉ものはグレコマ ‘バリエガータ’ を使用。このグレコマのように、1ポットの中にいくつもの茎が土の中から垂直に出ているような場合(多粒まきの苗など)には、苗を分割して使うことが可能です。ここでは3つに分割して植え、花苗同士をなじませるような役目をもたせています。
夏に作った寄せ植えの観賞期間は約2カ月。咲き終わった花は適宜、カットし、植えつけから2カ月程度たったら寄せ植えを分解して、それぞれの苗を地植えにしたり、鉢に単植(1つの鉢に1苗植えること)したりします。
苗の配置図
A:ニチニチソウ(ビンカ)‘ひみこチュチュ’
B:ペンタス ‘アップルブロッサム’
C:ニチニチソウ ‘モネ’
D:ペンタス
E:グレコマ ‘バリエガータ’
鉢の大きさ:直径21cm×高さ13cm
★A→B→C→D→E の順に植えつけます。
用意するもの
寄せ植えの作り方
▼「フォルムのきれいな寄せ植えを作るポイント」は↓で紹介しています▼
【ガーデニング】初心者でも上手に作れる! ブルー、パープルで涼しげな「夏の寄せ植え」
作り方の説明の中で、「フォルムのきれいな寄せ植えを作るポイント」と対応している内容については「ポイント②」「ポイント③」と表記しています。
❻ニチニチソウ ‘ひみこチュチュ’ にペンタス ‘アップルブロッサム’ を寄せて、重なり合った茎、枝を、茎と枝が元々向いている方向に広げるようにする(ポイント③)。他の苗を植える際も同様に「苗を寄せて、重なり合った茎、枝を広げる」を行う。
