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【10㎡の小さなベランダ菜園】で週末ガーデニング!野菜やハーブを元気に育てるための摘芯や剪定のコツも

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園芸ガイド編集部

四季折々の花や植物に囲まれて暮らすベランダガーデンをお届けします。 『ベランダ&テラスガーデニング』(主婦の友社)から今回ご紹介するのは、大阪府の春日英子さん。後編は、ベランダ菜園ならではの害虫対策も。

▼前編はこちら▼

>>【10㎡のベランダ菜園】で常時40種類以上の野菜とハーブを栽培!小スペース有効活用のコツとは?

ベランダガーデンの達人

春日英子さん(大阪府)
平日は仕事で忙しく、ベランダ菜園のお世話は週末に。コンポストを利用するなど、ナチュラルな栽培に取り組む。収穫したハーブの活用もお手のもの。
インスタグラム:@estar.margaret

ベランダガーデン歴 ― 5年
ベランダの広さ ― 約10m²
向き(方角) ― 南

自分で手間暇かけ収穫した野菜のおいしさは格別!

ベランダ菜園をやっていてうれしいことは、時間をかけて育てた野菜を収穫できる瞬間。

収穫したてのキュウリを初めて食べたときは、その甘さとみずみずしさに驚き感動したものです。

農薬不使用&収穫したての新鮮な野菜を食卓で食べられるのは安心なうえに、食べる分だけ収穫することでフードロス対策もかないます。

たいへんなことは害虫対策。ベランダなので、大きな害虫はいないものの、アザミウマの被害に遭ったことが。発見が遅れ、バジルやピーマンが全部ダメになってしまったときは、とてもショックでした。

それ以降、スマホで拡大して葉裏をこまめにチェック。早期に発見すると、駆除したり、洗い流したりして被害が少なくてすむので、頑張っています。

ミニトマトは1房にたくさんの実が。

灰色かび病から持ち直して、こんなに元気に復活してくれたので感慨ひとしお。

トウガラシはタネをまいてから70日ほどで赤く。

乾燥させておけば、料理に大活躍します。

キュウリも大きく育ちました。

程よく摘芯をしたことが功を奏した気が。

スーパーレッドという品種のミニキャロットは甘みが強くて、そのままポリポリ食べられちゃいます。

葉もシュンギクのような味わいで美味。

冬はミニダイコンも。

サイズが小さいので、ペットボトルを鉢代わりにして手軽に栽培できました。

カリフラワーは頂花蕾摘芯すると、側枝からポコポコと花蕾が。

最終的にりっぱに育ちました。

プランターとは、ガーデニングにおいて花や植物を育てるための容器のことです。素材はプラスチックや陶器、木材などさまざまで、軽量で移動しやすいプラスチック製が初心者に人気です。ベランダや玄関先など、限られたスペースでも植物を楽しむために適しており、野菜やハーブの育成にも広く活用されています。デザインやサイズも多様で、目的や場所に合わせて選ぶことで、ガーデニングをより楽しく演出するアイテムとして役立ちます。

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コンポストとは、有機物を微生物の力で分解し、堆肥として再利用するための仕組みや容器、その生成物を指します。家庭の生ごみや庭の落ち葉などをコンポスト容器に入れておくと、微生物によって分解され、栄養豊富な土壌改良材として利用できます。特にガーデニングを趣味にする人にとっては、自宅でエコロジカルな循環を作り出せるメリットがあります。完成した堆肥を土に混ぜると土壌の栄養価や保水性が向上し、植物の生育がよくなります。家庭菜園や庭づくりを楽しむ際には、環境にやさしく、費用も抑えられるため積極的に取り入れ...

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赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

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腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性や水はけを向上させ、植物の生長を助ける効果があります。また、有機物を豊富に含むため、植物にとって優れた栄養源となります。手作りも可能で、落ち葉を積み重ね適切に管理すると約半年~1年で完成します。庭づくりやプランター栽培にも非常に役立つ、自然の恵みを生かした便利なアイテムです。

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株分けとは、植物の株を分割してふやす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

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花蕾とは、まだ開花していない状態の蕾を指し、花になる直前の発達段階にあります。この時期の管理が開花の成否を分けることもあり、肥料の与え方や水やり、温度調節がとても重要です。特にバラやシャクヤクなど、花の大きさや形が評価される植物では、蕾のうちから虫害や病気の予防を心がける必要があります。園芸作業では開花直前の喜びと期待が膨らむ瞬間でもあります。

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摘芯とは、植物の生長点(茎の先端)を摘み取る作業のことです。枝分かれの発生を促したり、植物の生長を抑えたりする目的で行われます。ピンチとも呼ばれます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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