記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニング】夏空に映える大型の宿根草[8選]初心者にもおすすめ!

公開日

更新日

光武俊子

寒さや乾燥に強い明るい花【ツキヌキオグルマ】

開花期:7~8月
草丈:100~300㎝

北アメリカ原産ですが、北海道には自生している帰化植物です。日なたから半日陰で育ち、背が高くてヒマワリのような明るい花をいくつも咲かせます。向き合う葉っぱが茎から突き抜けていて、空気中の水分を茎に集めるため乾燥に強いのも特徴です。

独特の存在感を発揮する【アンジェリカ】

開花期:6~8月
草丈:100~140㎝

ヨーロッパ原産で、茎葉を砂糖漬けにしたり若葉をサラダに、ドライの葉をティーなどで楽しむハーブです。暑さにはやや弱いところがあって、流通は限られます。けれども、ワイルドで独特な存在感は欧米の庭で大人気。バーベナ・ボナリエンシスなどと組み合わせるとすてきです。

縦のラインを強調する花穂【ミソハギ】

開花期:7~9月
草丈:100~200㎝

お盆の供花として親しみがありますが、庭で栽培すると意外なほど強健で大きく育ちます。縦のラインを強調する茎はまっすぐ群生し、ピンクの花穂をいくつも掲げます。湿原や小川の縁などによく生えるように、湿り気のある場所がぴったり。手間なく大株に育ちます。

ボール状の花序はドライにも【エキノプス】

開花期:6~9月
草丈:60~150㎝

小花がボール状に集まったハリネズミのような花序が人気です。草丈が意外に高く、庭に浮遊感をもたらします。和名はヒゴダイで日本原産種もありますが、園芸で用いられるのはルリタマアザミ(エキノプス・リトロ)です。直根性で乾燥には強く、ドライフラワーにも。

大型の宿根草はそれだけで庭やベランダの主役になります。開花期も比較的長いものが多いので、夏に手間なくド~ンと咲かせてみてはいかがでしょう。宿根草は1年目では十分に育たなくて開花しないこともありますが、諦めずに気長に大株へと育ててみましょう。

▼あわせて読みたい▼

>>【ガーデニング】ローメンテナンスで楽しむ夏のリーフプランツ[8選]初心者にもおすすめ >>【ガーデニング】暑さの中で元気にたくさん咲く!多年草のヒマワリの仲間[6選] >>【ガーデニング】暑さに強い!ビタミンカラーの花9選

こぼれダネとは、実ったタネが自然に地面に落ちたものを指します。こぼれダネが翌年芽吹き、花を咲かせることもあります。ジャーマンカモマイルなどに見られ、手をかけずに自然にふやせるメリットがあります。

詳細を見る

うどんこ病とは、植物の葉や茎に白い粉状のカビ(菌糸)が付着して広がる病気で、風通しや日当たりの悪い環境で発生しやすいのが特徴です。おもにバラやウリ科の野菜、観葉植物などに多く見られ、光合成が妨げられて生育が悪化することがあります。発症初期に薬剤や重曹スプレーで対処したり、病気の発生した葉を除去したりすることで広がりを防げます。予防には、株間を開けて風通しをよくすることが効果的です。

詳細を見る

八重咲きとは、花びらがたくさん重なって咲く花のことです。通常の花よりも華やかでボリュームがあり、豪華な印象を与えます。バラ、ダリアなど、多くの植物に八重咲きの品種があります。

詳細を見る

株分けとは、植物の株を分割してふやす繁殖方法の一つで、多年草によく用いられます。根元から芽がふえた部分を切り分け、別々に植えつけて育てます。古くなった株を切り分け、株を若返らす目的でも行われます。

詳細を見る

斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

詳細を見る

寒冷地とは、平均気温が低く、冬季に雪や霜が多く降る地域を指し、園芸においては栽培可能な植物が限られる環境です。北海道や本州内陸部などが該当し、霜害や冬越しの難しさが課題になります。寒冷地では耐寒性の高い宿根草や球根植物が重宝され、逆に熱帯性植物は室内での越冬が必要です。栽培カレンダーも地域ごとに調整が必要で、気候に合った植物選びがガーデニング成功の鍵となります。

詳細を見る

宿根草とは、一度植えると毎年花を咲かせる植物のことです。冬に地上部が枯れても地下部が生き続け、翌年再び芽を出す植物を指すことが多いです。​

詳細を見る

冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

詳細を見る

一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

詳細を見る

花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

詳細を見る

花序とは、複数の花が一定のパターンで並んだ構造を指し、植物の種類によって総状花序、円錐花序、頭状花序など多様なタイプがあります。例えばスズランのように一方向に並ぶものや、アジサイのようにまとまって咲くものなど、その形は見た目の美しさだけでなく、花粉の運搬効率や種子の散布にも関係しています。花序の形状は分類学や園芸品種選びでも注目される要素です。

詳細を見る

肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

詳細を見る

支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

詳細を見る

徒長とは、植物の茎や葉が不自然に間延びしてひょろひょろと生長してしまう状態を指します。日照不足、チッ素肥料の与えすぎなどが原因で、弱々しい株になりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。

詳細を見る

学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

詳細を見る

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る
画面トップへ移動