「賛否両論」店主【笠原将弘さん流】食感バツグンな「チキンナゲット」の作り方とは？

▼鶏むね肉の調理のポイントはこちら▼

笠原将弘さん　「賛否両論」店主

かさはら・まさひろ●1972年東京都生まれ。
高校卒業後「正月屋吉兆」で9年間修業したのち、父の死をきっかけに、東京・武蔵小山にある実家の焼き鳥店「とり将」を継ぐ。
2004年に「賛否両論」をオープン、予約のとれない人気店として話題に。
メディアでも幅広く活躍し、手がける料理本も人気。
プライベートでは長女、二女、長男との4人家族。

切りやすいから変幻自在。料理にふさわしい形を考える

肉の中で最も包丁と相性がいいのが鶏むね肉。脂身が少なく肉の形が整っているので、一口大だけでなく、薄切り、ひき肉状、手綱、棒状など、さまざまな切り方に挑戦しやすく失敗もありません。

チキンナゲット

「鶏むねを粗みじんに切ってたたいたほうがひき肉を使うよりも歯ごたえがあって食感がいい」

材料（2人分）

鶏むね肉……1枚（約300g）
【A】
にんにくのすりおろし……小さじ1/2
小麦粉……大さじ3
マヨネーズ……大さじ2
みりん、しょうゆ……各小さじ1
塩、こしょう……各少々

【B】
トマトケチャップ……大さじ2
オイスターソース、ごま油……各小さじ1

【C】
マスタード……大さじ2
マヨネーズ……大さじ1
はちみつ……小さじ1

揚げ油……適量
パセリ……少々

作り方

❶鶏肉は皮をはいで、縦に細切りにして向きを変え、粗みじんに切る。包丁でたたいてひき肉状にする。

❷ボウルに①、【A】を入れてよく混ぜ合わせる。

❸鍋に揚げ油を170度に熱し、手にサラダ油（分量外）をつけて②を直径約3cmで厚み約1cmに形作りながら入れていく。上下を返しながら4～5分揚げ、油をきる。

❹【B】、【C】はそれぞれ混ぜ合わせてたれを作る。器に③を盛ってパセリとたれを添える。

【笠原さん直伝】粗みじんにしてから包丁でたたくとひき肉状にしやすい

【笠原さん直伝】形作ったらすぐに油に入れていく。表面が固まるまではさわらない

▼あわせて読みたい▼

和食屋がこっそり教える ずるいほどに旨い 鶏むねおかず

主婦の友社／1496円　

パサつきやすい鶏むね肉の扱い方、調理と保存法を予約のとれない和食店の店主、笠原将弘さんが丁寧に解説。鶏むね肉とは思えないほどしっとりと仕上がるコツ満載の一冊。第10回料理レシピ本大賞【料理部門】入賞。

※詳細は下のボタンから

• Amazonで買う

• 楽天ブックスで買う

撮影／竹内章雄、豊田朋子、広瀬貴子

※この記事は「ゆうゆう」2025年10月号（主婦の友社）の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。