庭がなくても、狭くても大丈夫! 鉢植えバラの育て方とおすすめポイント
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吉原美奈子
押さえておきたい鉢栽培のポイント
鉢栽培であっても、植え付けの時期、花がら切り、剪定などの基本的な作業は地植えと大きく変わりません。
注意したいのは水やりで、何日おきと決めるのではなく、鉢土の表面が乾いたら水が底穴から流れ出るまでたっぷり与えることを継続します。
品種は前述したようにコンパクトなものを選びますが、華やかなHTやシュラブを植えたい場合は樹高と樹形に気を付けます。
樹高は1.2m程度の低いもので、樹形はすっと上に伸びる直立性か半直立性を選ぶと扱いがラクでしょう。
逆に枝が横に伸びる横張り性や、大きく茂るタイプだと手こずるかもしれません。
鉢の大きさはミニ系なら6号鉢、それ以外では8号鉢が適当で、土は下3㎝に鉢底石を入れ、市販のバラ専用の培養土を使って植えます。
肥料は鉢植えの場合、地植えのように冬と夏の元肥は必要なく、2月下旬~11月中旬まで月1回の施肥を繰り返します。
鉢の縁3か所ほどに、規定の分量のバラ専用の肥料を置くか、軽く埋めるようにします。
鉢植えのバラは地植えのように地面に接していないため、病害虫の被害も受けにくく、環境がよければ無農薬栽培も不可能ではありません。
しかし、地植えほどでなくても、やはり大敵の黒星病やうどん粉病はあなどれません。
スプレー式のバラ専用の殺虫・殺菌剤を常備し、被害を発見したらすぐに使用して拡大を防ぎましょう。
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