64歳「毎月10万円の赤字続き…。子や孫の援助をしたいけど、どうすれば?」FPが家計簿を診断!
高齢期の家計管理に詳しい畠中雅子さんが、読者の家計の悩みに答える好評の連載! 今月は一見問題のなさそうな家計に潜む将来の問題に、畠中さんが鋭くメスを入れます。退職して、収入が大きく減る60代。それなのに、退職金が出て気が緩み、子や孫に多大な援助をして貯蓄を減らす家庭は少なくありません。赤字削減のために今すぐできる方法を、畠中さんが伝授します。
「高齢期のお金を考える会」主宰
ファイナンシャルプランナー
畠中雅子さん
はたなか・まさこ●雑誌、新聞、ウェブなどに多数の連載をもち、全国で講演を行う。「高齢期のお金を考える会」「働けない子どものお金を考える会」を主宰。
高齢者施設への住み替え資金プラン、働けない子どもへの親亡きあとのアドバイスなどに定評がある。著書多数。
赤字続きで、貯蓄での補てんが常態化。子や孫への援助は、続けたいのですが……
真由美さん(仮名・64歳)
● 茨城県在住
● 夫(67歳)とふたり暮らし
● 持ち家
● 保健師
スマホプランの見直しなど工夫はしているものの、夫婦ともに食べることが好きで食費が多く、子や孫への年約10万円の援助もあって赤字続き。プレゼントはバーゲンで買ったり、手作りしたりしているが、「焼け石に水」状態。
