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東大生の挫折から学ぶ!子どもの自主性を潰すバカ親とは?【ホリエモンのネオ教育論】

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堀江貴文

親がやることは資金面の支援だけ

未来に向かって育つ子どもたちに、親がしてあげられることは、ただひとつ。無償の支
援だけだ。

ある程度の知能がある子について、親がするべきことはほとんどない。衣食住を満たし、スマホを渡して放置しておいていいくらいだ。あとは資金面での支援だけだ。子どもがやりたいことはやらせ、黙って従う

子どもは、自分からやりたいと言ったことにすぐ飽きるかもしれない。でもそれでいい。向いていない、好きじゃないといったことは、経験してはじめてわかるのだから。

「飽きたからやめる」と言われれば、むっとした気持ちになるかもしれないが、子どもの感性を信じて支援し続けよう。それだけが、親が唯一できることなのだ。

親なら誰だって、子どもには幸せになってほしいと願っている。でも、誤解してはいけ ない。子どもにとっての幸せが何かは、子どもが自分で決めることだ

子どもが確実に幸せになれる方法などないが、子どもが幸せに近づける確率を上げる方 法はある。ひたすら、子どもの自主性を尊重することだ。「やりたいことをやれた」「親が何でもやらせてくれた」という認識を育めた子どもは自己肯定感が高く、幸福な人生を自分のやり方で築いていけるだろう。

子どもがやりたがる挑戦を、何でもやらせよう。ゲームでもダンスでもマンガ制作でも、夢中になっている子どもを邪魔しないであげてほしい。それが20年後、多くの人に喜ばれ子どもの生涯を支える、価値の高い仕事になるかもしれない。

「勉強しなさい!」などと言って、子どもが夢中になっている挑戦を中断させたり、奪ったりしてはいけない。

またしつけの過程で、親が自分たちの理想を押しつけてしまってもいけない。親の理想なんて、子どもにとって害でしかない

素直で、親の言うことを何でも聞いて、与えられた教育しか受けようとしない子どもが 理想だとしたら、とても危険だ。親の理想しか知らない子どもが、より進化した未来の社 会で幸福でいられるだろうか? スマホを禁止する大人に育てられた子どもが、スマホの次のテクノロジーに対応できる知性を養えるだろうか? あやしいと思う。

子どものやりたいことを、好きなだけやらせてあげてほしい。飽きたり挫折したりを繰り返すうちに、自分に最適な幸福を、勝手に見つけていくだろう。

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※この記事は『バカ親につけるクスリ』堀江貴文著(主婦の友社)の記事を、WEB掲載のために再編集したものです。

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