私のターニングポイント
まもなく92歳なのにまさかの片足立ちを披露!若さの秘訣は鮭とブロッコリーと夜のあれ!
公開日
更新日
佐藤望美
クレンジングと洗顔にはこだわって
―年齢を感じさせないカオリさんですが、お肌やボディケアで気をつけていることはありますか?
メイクは今も、毎日変えていますね。「今日はこんな感じにしてみようかな」「眉毛をちょっと変えてみようかな」なんて。そうしたら楽しいじゃない?特に眉毛には時代が出るからね、昔と同じメイクをしていたら“古さ”を感じさせてしまいます。
年をとってからのお手入れは、若いころと全然違います。特にこだわっているのはクレンジングと洗顔。化粧を落とし、クレンジングオイルが肌に残った状態で、石鹸の泡で優しく洗い流します。オイルで肌を保護するようなイメージ。肌がカラカラに乾いた状態で石鹸を使うのはよくないですね。いくらフェイシャル用の石鹸といったって、汚れを落とすためのもの。落とすためには刺激の強い成分も入っているんです。それはしっかり油と一緒に落としてあげなきゃ。お湯で優しく洗って、最後は水で顔を引き締めます。(肌に)「起きなさいよ」と言って優しく叩いてあげるんです。
老いは首にこそ出る!化粧水やクリームをたっぷり、パジャマの衿ぐりはカット
いかにシワを出さないようにするか、というのも大事なこと。メイクを落とすついでに首まで優しく洗って、化粧水やクリームも塗ります。私は日本舞踊をやっていたでしょ?それで首の白塗りまで落とすクセがついたのだけれど、おかげでシワ知らずです。首は一番、年齢が出てしまうところかもしれません。顔はみんな気を使うけど、首を見れば年が分かっちゃう。首にメイクはしなくていいんです、でもクリームはケチらないで首まで塗ってあげてほしいですね。
寝ている間に首に横ジワがつくのもイヤだから、首の詰まったパジャマは着ません。寝返りすると首が詰まりそうな服は、衿ぐりを自分ではさみでカットしちゃうの。そうすると襟ぐりがゆったりして、締め付けないでしょ。パジャマなんて誰も見ないんだから、見てくれが悪くても気にしません(笑)。
―ウィッグやコスメのプロデュースもされていますよね。
ファッションウィッグは、「日本人の女性にもっときれいになってほしい」「年を取ってもおしゃれを楽しんでほしい」という思いでつくったもの。今日のインタビューは91歳のありのままの私を見てもらいたかったからウィッグはつけていないけど、普段は便利に使っていますよ。年をとると、どうしても髪の量は少なくなるもの。髪質も変わります。ウィッグをサッとかぶればすぐに若返るなんて、便利じゃない?実際、ウィッグをつけると顔がぐんと持ち上がるので、若く見えるの。それに、ドレスにはこのウィッグ、お着物のときはこのウィッグ、というふうに雰囲気を簡単に変えることができるのも気に入っています。
