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【2025最新 韓国旅行】ソウルで見つけた大人の隠れ道!老舗が並ぶ三清洞と行列必至のすいとん店へ

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鈴木ちひろ

かつては観光地として賑わった三清洞ですが、最近は落ち着いた雰囲気に。だからこそ、お店の人の接客はとても丁寧で、行き交う人にも余裕が感じられます。飲食店は昔からある老舗ばかり。忘れかけていた韓国らしい路地裏や自然も身近に感じられ、ソウルの魅力を再発見できる街です。自分のペースで歩けるから、50代〜女性のひとり旅にもおすすめです。

北岳山の麓から景福宮を目指して、のんびり散歩

三清洞といえば、20~10年前は今でいう聖水のような賑わいで、話題のブランドやカフェが軒を連ねるおしゃれストリートでした。それが、聖水の流行りと並行するように静けさを取り戻し、私も久しぶりに行きましたが、観光地の喧騒から少し離れた、大人の散歩道のような佇まいに変わっていました。

とはいえ、美しいイチョウ並木は健在。三清洞の終点ともいえる三清洞公園の近くは北岳山の麓でもあるので、小高い場所からソウルの街並みを見下ろすこともできます。

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三清洞公園の近くで見つけた小規模な寺院・七宝寺。韓国のお寺はカラフルでかわいいですね。

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ご神木と思われるほど立派な木の前で鎮座されている、 木とは対照的に、とても小さな仏様。

お寺近辺は三清洞とはいえ、駅から歩くと30分近くかかるので人影はまばら。その理由のひとつにアクセスの悪さがあると思います。観光地として有名な景福宮や北村の韓屋村は近いですが、地下鉄の駅が遠いのでやや不便。私としては高層ビルがなく、昔ながらの路地裏が楽しめるのでとてもおすすめなのですが……。

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北岳山のほうへ視線を送ると、こんなのどかな風景も。立派な岩山を眺めると韓国にいることを実感します。

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七宝寺の近くには2002年に開館した「ハンミ美術館」が。2022年に開館20年を記念してリニューアルし、「ミュージアム・ハンミ 三清」と改名したこちらは、韓国初の写真に特化した美術館として親しまれています。

時が止まったような静けさで、食事も買い物もマイペースに

本格的な三清洞散策をはじめる前に腹ごしらえをと思い、立ち寄ったのは「ヌンナムチッ」という昔ながらの食堂です。日本のガイドブックでも度々紹介され、韓国の芸能人も多く訪れるお店ですが、私が訪れた日はランチタイムでも空席が目立ちました。

でも、行列に並ぶことなく静かに食事ができたのは嬉しい限り。窓の外に目をやりながら、真っ赤なユッケジャンをいただきました。

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ユッケジャンは7500ウォン。1番人気はキムチマリグクスという冷たいキムチの素麺ですが、寒くなってきたので熱いスープが恋しくなり、この日はユッケジャンに。

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チェーン店には醸し出せない、このなんとも言えないローカルな雰囲気が好みです。

ヌンナムチッで食事をしていたら窓の外におしゃれな雑貨屋さんが見えたので、まっすぐ向かうことに。何やら、ロンドン在住のディレクターがオープンさせたデザイン書籍をメインに扱うお店で、「カリキュラム」というショップ名なのだそう。ウェアやエコバッグなどもセンスがよく、この手のお店に出合うと気分が上がります。

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1978年のポパイを発見!

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お店があるのはこの写真で見る2階ですが、登記上は1階なのだとか(写真で1階にある店舗が地下になるそう)。

メインストリートから一歩奥に入るのも、街歩きの醍醐味。そうしたら、やはり見つけました、ガイドブックでも見たことのない器屋さん。陶芸歴30年近い50代の男性が営む工房だそうで、来年には教室も開こうと考えているのだとか。ただし、先生が旅好きで外出しがちなので、開けるかは自信がないと、その日工房にいた人が笑って教えてくれました。確かに、この日も先生はお留守。陶芸家なのにじっとしていられない方なのだそう。

三清洞のお店の人々は1人1人のお客さんを大切にしている印象で、世間話もしてくれ、とても印象がよかったです。

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マグカップで3万ウォンほど。大小さまざまな器が整然と並びます。

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名前は「새미요(セミヨ)」。住所は三清路133-4です。

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