【豊臣兄弟!】豊臣秀吉(池松壮亮)と秀長(仲野太賀)は異父兄弟? 姉(宮澤エマ)、妹(倉沢杏菜)との関係は?
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鷹橋 忍
2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。当時の文化や時代背景、登場人物について、戦国武将や城、水軍などに詳しい作家・鷹橋 忍さんが深掘りし、ドラマを見るのがもっと楽しくなるような記事を月1回お届けします。今回のテーマは、主人公・小一郎とその家族についてです。
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送がスタートしました。仲野太賀さんが演じる主人公・小一郎(のちの豊臣秀長/ここでは秀長で統一)と、池松壮亮さんが演じる兄・藤吉郎(のちの豊臣秀吉/ここでは秀吉で統一)の息が合ったやりとりは、真実に兄弟のようでしたね。今回は秀長を中心に、その家族もご紹介したいと思います。
秀長と母
秀長は天文9年(1540)に、尾張国愛知郡中々村(愛知県名古屋市中村区)で生まれたと考えられています。
天文6年(1537)の生まれとされる兄・秀吉より3歳年下、小栗旬さんが演じる天文3年(1534)生まれの織田信長より6歳年下となります。
秀長の母は、法名を天瑞寺殿(てんずいじでん)といいます。実名は「仲(なか)」、「なか」などとされており、ドラマでも坂井真紀さんが演じる秀長の母は「なか」と称していますが、信頼のおける史料では確認できず、実名は不詳です。
天瑞寺殿(なか)は秀吉が天正13年(1585)に関白に任官すると、関白の母の呼び名である「大政所(おおまんどころ)」と称されるようになります。
天瑞寺殿(なか)の出自ははっきりとしていませんが、永正14年(1517)に尾張国愛知郡御器所(ごきそ)村(名古屋市昭和区)で生まれたとされ、御器所村の有力住人の娘と推察されています(柴裕之『秀吉と秀長「豊臣兄弟」の天下一統』)。
秀長の姉と妹
秀長の他に、法名・瑞龍院殿(ずいりゅういんでん/ドラマでは宮澤エマさんが演じる「とも」)、秀吉、法名・南明院殿(なんめいいんでん/ドラマでは倉沢杏菜さんが演じる「あさひ」)が、天瑞寺殿(なか)の子だといわれます。
瑞龍院殿(とも)は秀吉、秀長の姉で、天文元年(1532)の生まれとされます。実名は「智(とも)」といわれますが、こちらも確かな史料では確認できません。
瑞龍院殿(とも)の長男・秀次は、秀吉の後継者となり、関白に任官し当主となりますが、謀反を疑われ、悲劇的な最期を迎えます(秀次事件)。
妹の南明院殿(あさひ)は、天文12年(1543)に生まれたとされます。実名は「朝日」、「旭」とされますが、同時代の史料からは確認できません。
南明院殿(あさひ)は、のちに松下洸平さんが演じる徳川家康に、正妻として嫁ぐことになります。
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