記事ランキング マンガ 連載・特集

今植えれば5月に主役級!【長尺苗のつるバラ】を咲かせる植え付けポイント

公開日

更新日

吉原美奈子

今植えれば5月に主役級!【長尺苗のつるバラ】を咲かせる植え付けポイント

ジョージアの首都トビリシに咲くバラ。レンガ壁につるバラを這わせ、手前にもバラを。ややラフな誘引ですが見せ場を作りだしています。

アーチやフェンスを優雅に彩るつるバラ。普通のバラよりは、苗から開花までに時間がかかりますが、長尺苗であれば今植えて5月に花が見られます。ぜひ2月中に植えてみてください。

今植えれば5月に主役級!【長尺苗のつるバラ】を咲かせる植え付けポイント(画像2)

広い庭園に設けた赤茶色のゲートをバラが覆います。手前の赤いバラは半つる性、アーチにもランブラーローズやつる性植物を誘引。

冬に植えて春に咲く“長尺苗”

今回は今年の5月につるバラを咲かせるための植え付けのポイントを紹介しましょう。
まずはつるバラの苗を入手することからスタートします。

つるバラもバラと同じく、冬に植える大苗と春に植える新苗があります。
バラは12~2月の冬期に大苗を植えれば5月に花が咲きますが、つるバラの場合はその年の5月には花がほとんどつかず、開花まで1年以上待つことになってしまいます。

そこでおすすめするのが長尺苗を購入すること。
バラ専門店やバラ苗を多く扱うガーデンセンターを訪ねると、人間の背丈以上にも伸びたバラの苗が、支柱を高く立てられて並んでいるコーナーがあります。

今植えれば5月に主役級!【長尺苗のつるバラ】を咲かせる植え付けポイント(画像3)

フランス、ジヴェルニーのモネの庭。睡蓮で有名ですが、5月には館の前にいろいろなバラが咲いてとても華やかです。

この苗が長尺苗で、プロが約1年かけてこの段階まで育てており、シュート(長い)が数本ついています。
大苗より生長段階が進んでいるため、長尺苗を植えてをフェンスなどに結わえれば、3月にはそのから芽が出て5月に花が咲くわけです。

実際に苗を見て選ぶのがおすすめ

長尺苗は養生スペースが少ない小ぶりの庭や、ベランダ栽培に特におすすめです。
インターネットでも購入できますが、できれば自分の目で確かめて買うのがよいでしょう。
の状態が確認でき、輸送中の折れを心配する必要もないからです。

今植えれば5月に主役級!【長尺苗のつるバラ】を咲かせる植え付けポイント(画像4)

ラベンダードリームは紫ピンクの、小輪半八重咲きのバラ。シュラブなので株バラにもなりますが、つる仕立てにすると素敵です。

選ぶ際は苗の伸長が何メートルであるか、必ず確認します。
ひとくちにつるバラと言ってもの長さはさまざまで、旺盛に伸びる品種数が多すぎるものだとコンパクトな構造物にきれいに這わせることは難しく、もてあましてしまいます。

ショートクライマーと呼ばれる伸長2.5m前後のものなら一般家庭の庭によくフィットするでしょう。
また、の良し悪しは必ず同一品種の間で比較し、株元にぐらつきがなく枯れのないものを選びます。

今植えれば5月に主役級!【長尺苗のつるバラ】を咲かせる植え付けポイント(画像5)

つるバラは樹勢が旺盛なものが多いので、花色が派手だと目立ちすぎることも。バランスと演出効果を考えて植え付けましょう。

マルチングは、土の表面をワラやバーク(樹皮)チップ、プラスチックフィルムなどで覆うことです。乾燥防止、雑草抑制、土の流出防止、地温調節などの効果があります。

詳細を見る

固形肥料とは、粒やブロック状の形状をした肥料で、ゆっくりと分解・溶解して植物に養分を供給します。有機質系から化成肥料まで種類も豊富で、鉢植えの表面に置くか、土に混ぜ込んで使うのが一般的です。肥効の持続期間や成分バランスに応じて使い分けることで、効率的な栽培が可能になります。

詳細を見る

トレリスとは、格子状に組んだ木や金属の支柱で、つる性植物を這わせるために設置される構造物です。クレマチスやバラなどの仕立てに使われ、立体的な演出やスペースの有効活用に役立ちます。庭やベランダに設置することで、植物の生長をサポートするだけでなく、景観のアクセントとしても優れた役割を果たします。

詳細を見る

シュートとは、植物の株元や枝から伸びる新しい枝のことを指します。​特にバラでは、勢いよく出た新しい枝は将来の主枝となる重要な枝であり、適切な管理が必要です。

詳細を見る

鉢底石とは、鉢植えの一番下に敷く軽石などの石のことで、水はけをよくするために使います。鉢の中に水がたまりすぎると根腐れの原因になるため、鉢底石で排水性を高めることが重要です。再利用が可能なので、キッチン用の水切りネットなどに入れて使用すると便利です。

詳細を見る

腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性や水はけを向上させ、植物の生長を助ける効果があります。また、有機物を豊富に含むため、植物にとって優れた栄養源となります。手作りも可能で、落ち葉を積み重ね適切に管理すると約半年~1年で完成します。庭づくりやプランター栽培にも非常に役立つ、自然の恵みを生かした便利なアイテムです。

詳細を見る

牛ふんとは、牛の排泄物を発酵・熟成させた有機肥料の一種で、土壌の保水性や通気性を改善する効果があります。栄養価はそれほど高くないものの、土壌中の微生物活動を活発にし、団粒構造の形成を促進します。完熟していない牛ふんは悪臭や虫の発生の原因になることもあるため、市販の完熟牛ふん堆肥を選ぶのが一般的です。野菜や草花の元肥として広く利用されています。

詳細を見る

培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

詳細を見る

地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

詳細を見る

開花とは、植物がつぼみから花を咲かせる現象を指し、植物のライフサイクルの中で繁殖を目的とした重要な段階です。開花には品種ごとの遺伝的要因に加え、温度・日照・水分・肥料などの栽培環境が大きく関係しています。開花の時期や条件を正しく理解することは、ガーデニングにおいて花を美しく咲かせるための基礎知識の一つとなります。

詳細を見る

誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

詳細を見る

肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

詳細を見る

株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

詳細を見る

新苗とは、その年につぎ木やさし木でふやされた若い苗のことを指します。​特にバラ栽培において用いられる用語で、春から初夏にかけて販売されます。

詳細を見る

支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

詳細を見る

大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。

詳細を見る

品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

詳細を見る

株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

詳細を見る

枝とは、植物の幹や主軸から分かれて伸びる部分で、葉や花、果実をつける役割があります。枝の生え方や配置によって光の取り込み方や風通し、樹形が左右されるため、剪定や誘引を通じて理想的な姿に整えることがガーデニングでは大切になります。

詳細を見る
画面トップへ移動