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50代YouTuber燃える。コメント欄で起きていた「アンチ対ファン」の論争がもたらしたもの【しっぽじかんさん】

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ゆうゆうtime編集部

50代、主婦、元CA、そして保護犬含む6匹とともに暮らす人気YouTuberの「しっぽじかん」さん。50代ならではの美容悩みあるあるや、プチプラコスメを使ったメイク法などを、ふざけた動画(笑)と、巧みな話術で発信しています。第二回では、アンチのコメントが火種となり、炎上を経験。そこで味わった「SNSの発信力と怖さ」について伺いました。

アンチの書き込みで初めての炎上騒動に

――38歳からインスタグラムを使った発信を始めたしっぽじかんさん。最初はライフワークである保護犬活動に関する投稿がメインだったそうですね。

はい。最初は、不特定多数の人に写真や文章を発信する意味がわからなかったし、SNSというものに興味も持てませんでした。それでも友人の勧めでアカウントを開設。自分の身近なことを少しずつ発信していくようになったんです。

――やり始めるとSNSの楽しさがわかってきた?

はい。やっぱり、「いいね」やコメントをもらえると満たされるんですよね。主婦になって迷子のような感覚になっていた自分が、ここにいることを認めてもらえているような気持ちになりました。そこから10年ぐらいは、プライベートのこと、特にライフワークである保護犬活動についてのことをメインに発信していました。保護犬に興味がある人たちを中心に、フォロワーも少しずつ増えていきました。

――その時に初めて「炎上」という経験をしたとか。

はい。内容は何てことないものです。当時保護犬を含め6匹飼っていたのですが、あるとき「犬が5匹もいる家はくさそう」というコメントが届いたんです。それに応える形で、私が「そうならないように、結構お掃除頑張ってるんですよ」といった内容の動画を投稿したんです。
それが、私のフォロワーさんたちに過度な共感を与えてしまったみたいで。アンチを攻撃するコメントや、私を擁護する言葉でコメント欄が荒れてしまったのです。

――しっぽじかんさんの味方の人々がヒートアップしてしまったと。

そうなんです。私としては「共感してくれてありがたい」という気持ちもありましたが、それよりも場が荒れてしまったことがすごく残念で。フォロワーとアンチがやり合ったって、誰もハッピーじゃないじゃないですか。「私が作りたかったコミュニティはこれじゃない」と強く感じた出来事でした。

社会活動をしているからって、善人ではない

――保護犬活動という社会的意義のある活動をしていることも、その炎上に関係していたのでしょうか。

そう思いますね。もともと社会活動をしている人は、過度に崇められてしまう傾向があります。私もそう。「いいことをしている人=善人」と安易に見なされているな、と感じることがたびたびありました。

――善人扱いをされることは、しっぽじかんさんにとっては、あまり心地いいものではなかった?

うーん、そう思ってもらえるのはうれしいですが、あがめられるのは少し違う。社会活動をしているものの、私はいたって「普通の人間」です。善人でも神様でもありません。これがコスメの動画だったら、炎上もしなかったと思います。騒動をきっかけにそういったことをすごく考えるようになり、その後の発信の仕方や中身も少しずつ変えていきました。

――どう変えたのですか?

私がしたいのは、犬たちとの何気ない日常を発信すること。犬のいる暮らしがいかに楽しいか、幸せなものかをお伝えして、「ハッピーな空間」を作りたいんです。そこから犬ネタだけでなく、今のような「中年ネタ」をするようになったり、等身大の自分を見せるようになりました。

――いま、YouTubeの方では、保護犬のお話はあまり出てきませんね。

インスタグラムのフォロワーさんは、保護犬活動がきっかけで知ってくれた方が多いんですよね。YouTubeは、それとは違うタイプの人たちにも見てもらいたいなと思い、テーマを分けています。今のところ、主には美容ネタや私がその時に思ったことをつらつら話す雑談の場として展開しています。

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