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定年間近で「個人年金保険に加入すべき?」専門家が教えるまさかのメリット・デメリット

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横山 光昭

定年が近づき「この先どうなるのか」とお金の不安を抱き始めた方は必見! 家計再生コンサルタントとして2万4,000件以上の相談を担ってきた横山光昭さんの話題の新刊『定年後のお金が心配になったら 知りたいことが全部のってる本』より、一部抜粋してお届けします。第4回は個人年金保険加入の是非について。

▼第3回はコチラ▼

>>「106万円の壁が撤廃!」であなたの生活何が変わる?定年後も収入と年金を増やす方法

個人年金保険の新規加入は不要!持っている場合は内容しだいでキープ

単純利回り1%以下がほとんど

「個人年金保険」は、毎月保険料を支払い、受取開始時期になったら年金形式で保険金が受け取れる民間の保険。昔は返戻率がよく、払い込んだ保険料の総額を大きく上回る年金が受け取れたため、公的年金の上乗せ保険として人気がありました。

しかし、今や円建て商品は単純利回り1%以下のものがほとんど。しかも、将来受け取れる年金額は契約時に決まるため、インフレに対応できません。昔加入した利回りのいい商品はキープすべきですが、今からの新規加入はおすすめできません。

保険と貯蓄は別に考えよう

円建ての個人年金保険にかわって外貨建てや変額の個人年金保険が人気ですが、当然、為替リスクや運用リスクがあります。手数料の負担もバカになりません。それなら、自分でNISAやiDeCoを活用したほうがいいと思います。

そもそも個人年金保険は保険ですから、保険料の一部は保障に回されるため、貯蓄としては効率が悪いのです。保障が不要で、老後資金をふやすのが目的なら、保険と貯蓄は別に考えるのが得策です。

【知っ得!】公的年金に上乗せするのが、私的に準備する年金

私的に準備する年金は、2階建てや3階建てといわれます。第1号被保険者にとっては、厚生年金のかわりに加入する国民年金基金やiDeCoが2階部分です。厚生年金に上乗せする企業年金やiDeCo、個人年金保険は、3階部分と考えられています。

個人年金保険は3階建ての一部

個人年金保険のメリット・デメリット

メリット

・生命保険料控除が受けられる。
・払い込んだら引き出しづらいので、確実な貯蓄ができる。
・年金の受け取り前に亡くなった場合は遺族に死亡保険金が支払われる。

デメリット

・途中解約で元本割れする可能性がある。
・定額型の場合はインフレに対応できない。
・将来年金を受け取る際に、所得税などが課税される。
・外貨建ての場合は、為替リスクがある。

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※この記事は、『定年後のお金が心配になったら 知りたいことが全部のってる本』横山光昭著/(主婦の友社刊)の内容をウェブ記事用に再編集しています。

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