記事ランキング マンガ 連載・特集

【ガーデニングQ&A】源平咲きのハナモモ、白とピンクの花を同じくらい咲かせることはできる?

公開日

更新日

園芸ガイド編集部

植物を育てていくうえで、わからないことや悩んでいることはありませんか? ここでは、読者の皆さんから寄せられたガーデニングにまつわる疑問や質問、お困りごとに、園芸研究家の船越亮二さんが回答します。今回のテーマは「源平咲きのハナモモ」です。

Q 源平咲きのハナモモ、白とピンクの花を同じくらいに咲かせたい

以前は白とピンクの花が同じくらい咲いていましたが、このごろは白い花が多く、ピンクの花が少ししか咲きません。どうしたら白とピンクの花が同じくらいに咲くのでしょうか?(東京都世田谷区 71才)

A 剪定によって花の色の配分をコントロールできる。花色を均等にするには白花や咲き分けの花を大事にし、赤い色系を少しにしていく

源平咲きは白花、ピンクの花、白花にピンクの差し色が入るかピンクの花に白の差し色が入る絞り咲きかで、3種の花を1本の枝に咲かせる種類もあります。この咲き分けは樹勢によって、ピンクの花が多く咲いたり白花が多くあらわれたりしますので、均等に白、ピンク、絞り咲きが咲くようにするのは難しいです。

絵に描いたような咲き分けにはできませんが、多く咲く花色の枝を切り取っていく方法で咲く花の色の配分を調整することができます。例えば、白花とピンクの花の枝があると一般的に考えた場合、赤系の色は白系に対して優性になりやすいので、白花とピンクの花を同数残しておくと3年後、5年後にはピンクの花が多くなってきます。その場合は、冬の剪定のときに白花または咲き分けの枝を多く残すようにします。いただいたご質問のように、白花が多く、ピンクの花が少ししか咲かないときには、ピンクの花や咲き分けの枝を大事にし、赤い色系を剪定しておくようにしておきます。

このように剪定によって花の色の配分をコントロールしていくのが最も一般的な方法ということになるでしょう。例えば、今育てている源平咲きの木の枝すべてが白花になってしまっても、この木の中には赤い色素の遺伝子が入っていますので、3年、4年目になるとピンクの花をつけた枝があらわれます。この枝を大事に育てていくと、立派な源平咲きの木に戻すことができます。ただ、ハナモモは強い剪定をしていくと、だんだん樹勢が弱っていきますので、細い枝でも切り取り後は必ず保護剤を塗っておくことが大切です。

源平咲きのハナモモ

源平咲きハナモモの栽培カレンダー

ご相談をお寄せください

草花、花木、観葉植物、野菜など、園芸に関することでわからないことや困ったことがありましたら、ハガキか封書、メールで相談内容をお送りください。相談内容は、できるだけ具体的にお書きください。写真を添えていただいてもけっこうです(返却はできません)。なお、お答えは誌上に限らせていただきます。

【宛先】〒141-0021 東京都品川区上大崎 3-1-1 目黒セントラルスクエア 主婦の友社 園芸ガイド編集部「園芸相談室」 

【メール】engei@shufunotomo.co.jp

▼あわせて読みたい▼

>>【ガーデニングQ&A】サンパラソルの葉が黄色くなり、黒い斑点も…。元気を取り戻すにはどうすればいい? >>【ガーデニングQ&A】ブルーベリーの花は咲くのに実がつきません。どうしたらいい? >>【ガーデニングQ&A】月下美人が枯れました。じょうずに育てる方法を教えて

イラスト/群 境介

※この記事は『園芸ガイド』2026年冬号の記事を、WEB用に再編集したものです。

園芸ガイド 20256 冬号

【大特集】愛しのクリスマスローズ
【特集1】冬のコンテナガーデン
【特集2】ミモザのある庭と暮らし
その他、注目の大きくなりやすい庭木の剪定 など

※詳細は下記のボタンから

画面トップへ移動