【ガーデニングQ&A】サンパラソルの葉が黄色くなり、黒い斑点も…。元気を取り戻すにはどうすればいい?
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園芸ガイド編集部
植物を育てていくうえで、わからないことや悩んでいることはありませんか? ここでは、読者の皆さんから寄せられたガーデニングにまつわる疑問や質問、お困りごとに、園芸研究家の山口まりさんが回答します。今回のテーマは「サンパラソル」です。
Q 元気がなくなったサンパラソルを戻したい!
花がとてもよく咲くサンパラソルを5年ほど育てています。葉が黄色っぽくなり、黒い斑点が出てきました。土をかえてみましたが元気になりません……。また、大きくしたくないため切り詰めていますが、太い幹になり樹形が乱れているのも気になります。(東京都多摩市 69才)
A 過湿・日当たり不足・高温障害・肥料不足が原因かも。黄色い葉は除去すると、新しく元気な葉が出てくる
サンパラソルは、南米に原生するキョウチクトウ科マンデビラ属のいくつかの種から、花色の多様化(赤・桃・白など)、耐暑性・耐病性の向上、鉢植えやフェンス仕立てでも育てやすい性質を狙って育成されたといわれています。
常緑のつる性木本で初夏から晩秋まで華麗な花を咲かせますが、耐寒性がないためわが国では一年草扱いされる場合もあります。多年にわたり楽しむためには、最低気温が5 度以下になる地域では、鉢植えで室内に取り込み、寒さから保護する必要があります。根の一部が球形にふくらみ水分をためるため,乾燥にはとても強い植物です。ご相談者は、5年もサンパラソルを愛培なさっているのに、葉が黄色くなり、黒い斑点が出てきたとのことですが、過湿・日当たり不足・高温障害、または肥料不足などによる生理障害が考えられます。それぞれに対処してみてください。黄色い葉が気になるようでしたら除去すると、しばらくすると元気な葉が出てきます。
または、株が古くなったり、環境が悪くなる、用土が劣化すると土中にカビ(フザリウム菌)が発生することがあり、葉が黄色くなり数日で落葉します。このカビに対応する薬剤を散布します。
株元が太く、木質化し樹形の乱れが気になる場合は、思い切って挿し木などで株を更新したり、生育中に切り詰め作業がほとんど必要のない、つるの伸びすぎない品種にかえてみるのも一考です。
置き場
半日以上、日が当たる場所。冬季は、室内で保護。
水やり
生育期は鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。過湿に注意。
植えかえ
根詰まりを起こすと生育が衰えるので、生育期間中でしたら、適宜、鉢増しを行いましょう。冬越しした鉢植えは、4月中旬~5月に1/3~1/2ほど根鉢を落として植えかえます。
用土
弱酸性の清潔で水はけのよい用土を使います。
病害虫
アブラムシがよく発生するので発生を見たら防除します。ただし、アセフェート剤(有機リン系殺虫剤)が含まれる殺虫剤では薬害を起こすので注意してください。
繁殖
5~9月に挿し木で増やします。
サンパラソルの栽培カレンダー 暖地(関東南部以西太平洋側)
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