【92歳ひとり暮らし】の食卓がととのうこだわり。「ランチョンマットを使わないと落ち着かないんです」[粟辻早重さん]
92歳のデザイナー・粟辻 早重(あわつじ さなえ)さんは、55年前に建てた家でひとり暮らし。次の展覧会に向けて、新作づくりに向き合う日々を送っています。年齢を重ねてもなお、次々と湧いてくる「形にしたい」アイデア。その創作意欲の源は、どこにあるのでしょう。話題の新刊『92歳、好き放題で幸せづくし』(KADOKAWA刊)から、第5回は、毎日の食卓に必需品という“ランチョンマット”について。
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>>【92歳デザイナー直伝】おもてなしは“スケッチから”始める!「器選び」で映える意外なコツランチョンマットは毎日の食卓に必需品
食事のときに欠かせないのが、ランチョンマット。和風の献立のときは、布製マットの代わりに小さめのお盆を使うこともあります。
これは、家族と暮らしていた頃からの習慣です。ランチョンマットを使わないと、肝心な何かが足りないような、ムズムズした気分になります。うっかり下着を着けずに服を着てしまったら、こんな感じなんじゃないかしら。
毎日使うものだから、気に入ったものをこまめに買い足していて、今ではいろいろな色やデザインがそろっています。
料理をしながら器やランチョンマットはどれを使おうか考えるのも、私の楽しみのひとつ。その日の献立や気分に合わせて食卓をセッティングするのは、ちょっとぜいたくな時間です。
料理って、見た目も大切だと思っています。だから、使う食材の彩りも考えるし、仕上げにこしょうをパラッとひと振りするような手間も惜しみたくありません。
たとえば「すき焼きに入れる玉ねぎは、繊維に対して横に切る」というのも、私の小さなこだわりです。縦に切ると長い繊維が口に残って食べづらいことがあるし、だからといって小さく切るとケチくさい。だから、ほどよいサイズの「横」に切りたいんです。
おいしくきれいに作ろうと手間をかけたひと皿を、さらに格上げしてくれるのがランチョンマットなどを使ったセッティングです。メニューに合わせて「今日はこれ!」と選んだ1枚の上にお皿をのせて、カトラリーを並べて。
仕上げに添えるひと口サイズの缶ビールは、今日も一日頑張った自分へのごほうびです。
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92歳、好き放題で幸せづくし
粟辻 早重著
KADOKAWA刊
92歳。ひとり暮らし。時間やルールに縛られず、心が動くほうへ正直に暮らす毎日。「悩んだことはないですね。人生なんとかなりますから」そう語る粟辻さんの、好き放題で幸せいっぱいの暮らしが詰まった一冊です。
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