【92歳ひとり暮らし】の買い物スタイル!あえて坂道スーパーへ行く理由と「写真で整える」ひとりごはん術[粟辻早重さん]
92歳のデザイナー・粟辻 早重(あわつじ さなえ)さんは、55年前に建てた家でひとり暮らし。次の展覧会に向けて、新作づくりに向き合う日々を送っています。年齢を重ねてもなお、次々と湧いてくる「形にしたい」アイデア。その創作意欲の源は、どこにあるのでしょう。話題の新刊『92歳、好き放題で幸せづくし』(KADOKAWA刊)から、第2回は、買い物と食事づくりについてご紹介します。
▼前回はコチラ▼
>>リビングでブランコ?【92歳ひとり暮らし】のデザイナーが続ける3つの“家の中習慣”で体力が落ちない理由リュックを背負って食材の買い出しへ
食材の宅配などの便利なシステムもありますが、私はこまめに買い出しに行く派です。歩きやすい靴を履いて、リュックを背負うのがいつもの買い物スタイルです。
自宅から歩いて行ける距離に、スーパーマーケットが2軒。どちらも片道10分ほどですが、片方は途中に坂があります。行きは下りだけれど、帰りは上りになるのでちょっと大変。でも「昨日はあまり動かなかったな」なんてときは、あえて「行きはよいよい帰りは怖い」のスーパーに行くことにしています。
普段の買い物タイムは午後なのですが、あるとき、なんとなく午前中に出かけました。自宅に戻ってくると、長女が玄関のカギをガチャガチャ。急用でもあるのかしら?と思って声をかけると、パッと振り向き、「おはよう」も言わずに「どこに行ってたの?」。
朝、電話をしたけれど私が出なかったため、何かあったのでは?と心配になったのだとか。「いいお天気で気分がいいから、スーパーに行ってきたのよ」という私の答えを聞いたときの、なんともいえない表情ときたら! あれはホッとしたのかしら。それとも、マイペースな私にあきれていたのかしら……。
