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【参加費1万6000円で水だけ?】意外と過酷な「代理婚活交流会」の現実…30代独身の息子を持つ親が困惑した「お相手」親子の関係性

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石川結貴

──間もなく女性側のアプローチタイムは終了です。交流が終わった親御様は、順次お席にお戻りください。──

主催業者のアナウンスが流れる。会場内に散らばっていた娘を持つ親たちがすべて着席すると、再び代表者が舞台上でマイクを握った。

「皆様、交流はいかがだったでしょうか。親御様同士、なごやかにお話しされたでしょうか。たくさん身上書を交換された方、思うように交換できなかった方、いろいろな親御様がいらっしゃるかと思いますが、ここからフリータイムのお時間となります。どなた様もご自由にお席を移動されて構いません。先ほどのお相手ともっとお話ししたい方、あらためて別の親御様と交流されたい方は、どうぞこの時間をお使いください。身上書を交換後の進め方など、ご質問がある方はお近くのスタッフまでお声がけください。フリータイムは30分、終了は午後2時40分です」

一気に言うと、代表者は表情と声のトーンを緩めた。

「そうは言っても皆様、お疲れではないですか。私もこの交流会に長く携わっておりますが、短い時間内で初対面の方とお話しするのは、やはり神経を使われると思います。会場隅のカウンターにコーヒーをご用意しましたので、ご自分のお席でしばし休憩を取っていただいても結構です」

休憩という言葉が効いたのか、あらためて交流をはじめた親は半数ほどだった。残りの半数は順次コーヒーを受け取り、自席に着いて思い思いに過ごしている。同じ円卓を囲む親同士が、ここにきてようやくホッとしたように歓談する姿もあった。

私もコーヒー目当てに立ち上がろうとした矢先、先ほどの父親がやってきた。子ども同士が小学生時代をすぐ近くで過ごしたことで、すっかり意気投合した父親だ。見合いは既定路線、結婚まで視野に入れて舞い上がったから、より具体的に、たとえば見合いの日程でも提案してくるのかと想像が膨らんだ。

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