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【参加費1万6000円で水だけ?】意外と過酷な「代理婚活交流会」の現実…30代独身の息子を持つ親が困惑した「お相手」親子の関係性

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石川結貴

「ちゃんと育てたはずなのに、いい年したウチの子がなぜ結婚できないの?」——そう悩む親たちが、いま子どもに代わって出会いの場を探す「代理婚活」に動いています。30代の独身息子2人を持つ母親でジャーナリストの石川結貴さんが、自ら「代理婚活交流会」に参加して見えた現実とは? 話題の新刊『ウチの子の、結婚相手が見つからない!』から抜粋してお届けします。第2回は、代理婚活交流会で話が盛り上がった相手から、まさかの言葉が……!

▼前回はコチラ▼

>>「なぜ、ウチの子は結婚できないのか」そんな親が挑む「代理婚活交流会」とは?シビアな現場をレポート

代理婚活交流会が「まさかの水だけ?」の理由

後半の交流時間は残り5分、私は喉がカラカラだった。会場隅のカウンターへ向かい、整然と並べられたグラスにピッチャーから冷水を注ぐ。この会場に足を踏み入れたとき、1万6000円の参加費を支払いながら軽食の用意もなく、「まさか水だけ?」と驚いたが、今になって理由のひとつに思い当たった。あの親この親と矢継ぎ早に交渉し、気持ちが上がったり下がったりで、何かを口にする余裕などまったくない。これが代理婚活というものか、そう疲れた息を吐き出すばかりだ。

自席に戻ってようやく喉を潤し、受け取った女性の身上書の枚数を数える。自分が相手方に渡した身上書の枚数と受け取った枚数が合致するかどうか、きちんと確認するよう主催業者から伝えられていた。

4枚渡し、4枚受け取っている。その数が多いのか少ないのか見当もつかないが、よくよく考えれば大事なのはここからだ。女性の身上書を息子に見せ、気に入るか否かを確認し、仮に「会ってもいい」となったらあらためて相手の親と交渉しなければならない。相手側から断られたら身上書を返送し、同意されたら見合いの日程調整やらなんやらとまた交渉だ。

そもそも何の交渉もなく、双方がすぐに相手の身上書を返送することも十分あり得る。子どもが「お相手」候補を気に入らなければそれまでの話。わざわざ「お断り」の連絡をしなくても、時間を置かず相手側の身上書を送り返せば、それが意思表示になるわけだ。ちなみに身上書を返送する際には、〈貴重な機会を頂戴しながら申し訳ありません〉などと、詫び状を添えるよう主催業者の注意があった。

あらためて交渉する、見合いを打診する、失礼のないよう丁重にお断りする、身上書を返送する、いずれにせよ親がすべてを担うわけで、そう考えると今の疲労感など序の口かもしれない。

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