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未婚の我が子を持つ親、必読の【最新データ】恋愛経験なし・将来不安・SNSが招く結婚の壁とは

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石川結貴

「ちゃんと育てたはずなのに、いい年したウチの子がなぜ結婚できないの?」——そう悩む親たちが、いま子どもに代わって出会いの場を探す「代理婚活」に動いています。30代の独身息子2人を持つ母親でジャーナリストの石川結貴さんが、自ら「代理婚活交流会」に参加して見えた現実とは? 話題の新刊『ウチの子の、結婚相手が見つからない!』から抜粋してお届けします。第3回は、未婚者が独身でいる理由に迫ります。

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>>【参加費1万6000円で水だけ?】意外と過酷な「代理婚活交流会」の現実…30代独身の息子を持つ親が困惑した「お相手」親子の関係性

なぜ「奥手」の若者が増えているのか?

恋愛結婚にせよ、結婚相談所などを利用した見合い結婚にせよ、男女双方が相手に好意を持つことは結婚への大前提と言える。二人でもっと一緒にいたい、そんな気持ちの高まりから性的関係を持つことも自然な流れだろう。

一方で未婚男女の恋愛離れは進んでいる。国立社会保障・人口問題研究所の第16回『出生動向基本調査』によると、18~34歳の未婚男女のうち男性72.2%、女性64.2%は「交際相手をもたない(異性の友人/恋人、婚約者のいずれもいない)」と回答。
特に30~34歳の婚活メイン層では男性の約8割、女性の約7割が、恋人どころか異性の友人もいないという状況だ。

同様に性的体験をもたない未婚男女も多い。先の調査では30代前半の未婚男性の4割近く、女性の5割近くは一度も性的体験がなく総じて「奥手」。これでは結婚へと踏み出す勇気も持ちにくいだろう。

親世代が過去を振り返ったとき、公衆電話から毎晩好きな人に電話していたとか、休日には交際相手とドライブしたとか、そんな思い出を持つ人も多いだろう。かつての若者にとって恋愛は身近にあり、高校生や大学生など若年のうちに性的体験を持つ人も少なくなかった。

そういう親たちに育てられ、かつSNSやマッチングアプリなど親世代よりはるかに多い出会いの場を持ちながら、なぜ現代の未婚男女はこうも奥手なのだろう。

「婚活」という言葉を生み出し、『パラサイト難婚社会』(朝日新聞出版)、『単身リスク』(同)などの著作を持つ中央大学・山田昌弘教授はこう指摘する。

「今の若い世代は総じて余裕がありません。奨学金とアルバイトでやりくりしながら大学に通う学生も増えているし、就職だって親世代とは比べ物にならないほど多くの時間や労力を費やします。社会人になってからは終身雇用が保証されるわけでもなく、資格取得の勉強をしたり、少しでも収入を増やそうと副業する人だっています。要はお金も時間も精神的余裕もない、だからそう簡単に恋愛できないんです」

とはいえ親側からすると「俺も貧乏学生だったが、交際相手はいくらでもいた」、「私は会社勤めをしながら習い事もして、それでも彼氏とのデートは欠かさなかった」などと首を傾げたくなるかもしれない。かつての未婚男女も限られたお金や時間をやりくりしていただろうが、決定的に違うのは精神的余裕だ。

親たちが若かったころは「今日より明日は豊かになる」、そんなふうに経済成長を実感し、実際に1980年代後半はバブル景気に沸いた。若い男性が無理をしてでも車を買い、女性をクリスマスディナーに誘っても、「来年には給料が上がる」などと思えば背伸びができた。片や女性は就職しても「腰かけ」で、数年の勤務のあとには寿退社が一般的。そこには当時の社会通念だけでなく、自分の将来が結婚相手の男性によって保障されるという安心感があっただろう。

今は大変でもこれからはよくなる、がんばればいずれ報われる、そうした希望があった親世代と、将来不安や閉塞感を覚える現代の若い世代では、恋愛への考え方はおのずと違う、そう山田教授は言う。

「性経験の乏しさについても同様です。そもそも日本では基本的に男性が女性を誘い、女性から男性に求めるという形は少ない。ところが今の若い男性は女性をリードできるほどの自信はないし、ヘタな真似をしてセクハラなどと言われるリスクも考えます。恋人がいるという人でも周囲には隠して、モテないふりをしたりする。SNSを多用する若い世代は、恋愛することで妬まれるんじゃないか、友達が離れてしまうかもしれないと周囲の反応を気にするんです」

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