苦手な人をモンスター化させないコツは?心がラクになる接し方を小林弘幸先生が解説
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雑誌「健康」編集部
苦手な相手こそ、積極的な声かけでモンスター化させない
NG
×「私にどうしろとお考えですか?」
NICE
◎「いろいろ教えていただけると助かります」
●苦手な相手にはあえて声をかけて、自分の中の苦手意識を小さくする
●話しかけできないときは、遠ざかる
職場など、毎日顔を合わせる場所に「苦手な人」がいると、それだけで自律神経が乱れてしまいます。
まずは「苦手な人」とはできる限り距離をおき、接触する時間を減らすという作戦です。ランチや飲み会など、その人がいる席には行かないようにし、関わりを減らします。
距離をとれないという人は、180度発想を変えて、積極的に関わる手も。もし仕事で関わる人ならば、どんどん話しかけるという荒療治を試みます。勇気を出して、「いろいろ教えていただけると助かります」といった具合に、積極的に質問やお願いをして意見を仰ぐのです。
苦手な人と接する時間を短くすると、苦手意識となって、自分の中のモヤモヤで相手をモンスターと思い込んでしまいます。苦手モンスターが巨大化するほどに、ストレスも増大するのです。
しかし「苦手な人」に接してみると、相手は想像ほどのモンスターではなく、性格が合わないだけとわかります。本来の姿を知り、関係改善ができるかもしれません。
まずは、自分自身の心を整える
漠然とした不安が頭から離れない、どうにもやる気が起きない、幸せを感じられない……などというときは、自律神経のバランスがくずれています。
コロナウイルスの広がりにより、日常生活に「規制」や「制限」をかけられていた3年間は、記憶に新しいところ。
「特に体の不調はないが、好調というわけでもない」「落ち込んではいないが、行動的な気分にはならない」という人は、増えています。みんな漠然とした不安や怒り、イライラを抱えているわけです。こんな生活では幸せを感じられませんし、自律神経によい影響を与えるわけはありません。
この状態のまま、仕事仲間や家族、SNSにストレスを吐き出しても、倍のストレスになって戻ってくるだけでいいことは望めません。まずは、自分の心を整えて余裕をもつところから始めましょう。
交感神経が優位なバランスで心に余裕がないと、普段なら気にならない話し相手の言動にカチンときたり、行動にイライラしてつい攻撃的になってしまいがちです。また副交感神経が優位な状態で集中力を欠いていれば相手をイラつかせたり、大事な用件を聞きもらしてしまうかもしれません。
余計なギスギスが生まれてしまうのは、自分自身の準備が足りなかったと考えてみください。なんだか腹が立つことがあっても自律神経が安定しているときに思い出してみれば、自分や相手に余裕がなかったのだな、と許せるようになります。
他人の言葉はコントロールできませんが、自分自身の受け入れ態勢を準備すれば、与えられるストレスは大きく減ります。誰もが余裕をなくしている時代だからこそ、自ら心の器を大きくしておくことが、円満な人間関係を築いてお互いに幸せに過ごすために必要になると考えられます。
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PROFILE
小林弘幸先生
こばやし・ひろゆき●順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者として、自律神経と腸を整える健康な心と体を提案。順天堂医院に日本初の便秘外来を開設し、「腸のスペシャリスト」として、多数のメディアで活躍。『上機嫌の習慣』『自律神経の名医が考案した ぜったい幸せになる話し方・伝え方』(ともに主婦の友社)好評発売中。
※この記事は「健康」2023年夏号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
▼※2023年8月8に配信した記事を再編集しています。▼
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