紫外線より実は強力!【近赤外線】がシワやたるみの原因かも!? 対策法を医師が解説
加齢による老化とは別に、太陽光を浴びることで肌がダメージを受ける「光老化」。今や紫外線対策は美肌づくりのための常識ですが、実は光老化から肌を守るにはそれだけでは不十分なんです。知っておくべき最新の光老化対策をご紹介!
教えてくれたのは
田中洋平さん クリニカ タナカ 形成外科・アンティエイジングセンター院長
たなか・ようへい●医学博士。信州大学医学部卒。
開業医として診療を続けながら、アンチエイジングや発毛分野でさまざまな研究を行い、国際誌での論文発表や国際学会での講演を精力的に行っている。
新潟薬科大学客員教授。
著書に『近赤外線ケア美肌術』(光文社)。
紫外線より強力! 近赤外線に要注意
太陽光の中でも近年、「老化光線」として注目されているのが近赤外線。近赤外線研究の第一人者、田中洋平さんにお話を伺いました。
そのシワやたるみ、近赤外線の影響かも!
地上に届く太陽光線は、私たちの目に見える「可視光線」の他、「紫外線」「赤外線」の3つに分けられる。太陽からの光エネルギーは生命活動に不可欠なもので、可視光線がなければ世界は真っ暗闇になってしまうし、赤外線にはポカポカと体を温めてくれる作用が。また、紫外線には皮膚内でビタミンDを生成したり、殺菌・消毒作用があったりと、それぞれにプラスの作用がある。
一方、私たちの体にマイナスの作用を起こす側面があるのも事実だ。肌が白く紫外線に弱い人が、日常的に無防備に紫外線を浴びるとシミ、そばかす、シワなどの老化を招き、皮膚がんの原因にもなることはよく知られている。近赤外線もそんな老化光線の一つ。
「長年、光老化の主犯は紫外線だと考えられてきましたが、近年の研究により、近赤外線も肌にダメージを与えることがわかってきました。太陽光から降り注ぐ光エネルギーの中で、紫外線が占める割合は10%に満たないのに対し、近赤外線が占める割合は50%以上。生体に及ぼす作用は紫外線よりもはるかに大きいと考えられます。皮膚が薄く弱い人が無防備に近赤外線を浴び続けると、発赤(ほっせき)、発汗、水泡(すいほう)を引き起こすだけではなく、シワ、たるみを招く可能性も! 近赤外線についてはまだまだ解明されていないことが多いのですが、紫外線以上に注意すべき存在なのです」
