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【保存版】バラのアブラムシ対策、何からする?初期に効く駆除のコツと春に増える理由、予防まで丸わかり

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吉原美奈子

【保存版】バラのアブラムシ対策、何からする?初期に効く駆除のコツと春に増える理由、予防まで丸わかり

HT種の‘ブルームーン’を切ってリビングに。自分で育てたバラがきれいに咲くのは本当にうれしいものです。(筆者撮影)

ほんの数日目を離しただけと思っていたのに、新芽やつぼみにアブラムシがびっしり! 多くの人が味わったことのある苦い経験でしょう。バラの害虫の代表格であるアブラムシの発生原因と、その対処法を解説します。

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元気をもらえるような黄色のフロリバンダローズ。つぼみやガク、花首もきれいで健康に育っているのが分かります。

恐るべし!アブラムシの繁殖力

アブラムシはバラのやわらかい新芽やつぼみを好んで集まる害虫です。
厳冬期と猛暑期を除けばほぼ一年中発生しているといってもよいでしょう。

特に被害が多発するのは春ですが、これには理由があります。
旺盛に生長する4月ごろのバラの体内にはアミノ酸や糖類が豊富に含まれており、アブラムシにとっては非常に栄養価の高い吸汁源、つまりエサになるわけです。

【保存版】バラのアブラムシ対策、何からする?初期に効く駆除のコツと春に増える理由、予防まで丸わかり(画像3)

こんな愛らしいミニバラもアブラムシは容赦なく襲います。鉢は日当たりと通風のよい場所に置きましょう。

バラから栄養をとったアブラムシは短期間で爆発的に増えます。
多くのアブラムシはメスだけで増える単為生殖のため、次々と子どもを産み出します。
一匹のメスが産む子の数がそもそも多く、さらに胎生といって卵ではなく体内で生長した幼虫をそのまま産むため、生まれた瞬間から吸汁を始めすぐに次の世代を生み出すのです。

最初はわずか数匹だったのが、うっかりしているうちに急拡大し、隣のにも移動し広がっていくのにはこういう理由があったのです。

【保存版】バラのアブラムシ対策、何からする?初期に効く駆除のコツと春に増える理由、予防まで丸わかり(画像4)

色とりどりのバラが咲く横浜イングリッシュガーデン。園内には色や植栽法で分けられた様々なコーナーがあります。

被害にあったバラはどうなるの?

アブラムシに栄養を吸われることで、バラは芽が縮れたり、つぼみがうまく開かなくなったりします。

バラが一番美しく咲くと言われる春の一番花ですが、アブラムシの被害を放っておくと花はいびつに咲き、の伸びが悪くなったり葉が小さくなったりして、全体の元気もなくなっていきます。

また、アブラムシが付いたバラを観察すると、べたべたしたものが葉や茎についていることがよくあります。
これはアブラムシの排泄物で、黒く汚れて見苦しいだけでなく黒いカビがつくと‘すす病’が発生することもあります。

【保存版】バラのアブラムシ対策、何からする?初期に効く駆除のコツと春に増える理由、予防まで丸わかり(画像5)

イギリスの建物と前庭のバラですが、古びた壁や窓枠にパウダーカラーのバラがよく調和しています。

このようにアブラムシは増える仕組みを持っている害虫で、及ぼす被害も大きいのでとにかく拡大を抑えることが大切。
発生初期のわずかな段階で対処することが何より重要なのです。

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浸透移行性とは、植物の組織内に吸収された薬剤が水分とともに葉や茎、根など全体に広がる性質を指します。この性質を持つ薬剤は、害虫駆除や病気予防に高い効果を発揮し、表面だけでなく内部にも効能を発揮するのが特徴です。特にバラや果樹など、ガーデニングで被害を受けやすい植物の管理に役立ちます。ただし、選ぶ薬剤やその使用方法を間違えると植物に負荷をかけることがあるため、ラベル表記をよく確認し、適切に使用することが重要です。

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アブラムシとは、植物の若芽や葉に群がり、汁を吸って生育を妨げる害虫です。ウイルス病を媒介したり、排泄物でカビが発生したりすることもあります。繁殖力が非常に強いため、早期の発見と駆除が重要です。対策としては、葉裏のチェック、捕殺、防虫ネットや黄色いものに集まる習性を生かした吸着テープの設置、またはアブラムシ専用の薬剤を使うのが効果的です。

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木酢液は、木材や竹を炭化させる際に発生する煙を冷やして液化した自然由来の製品です。殺菌作用や害虫忌避の効果が期待され、ガーデニングでは植物の病害虫対策や土壌改良に利用されます。また、希釈濃度によって目的が異なるため、使用時には注意が必要です。環境に優しく家庭菜園でも人気です。

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一番花とは、一つの株の中で最初に咲く花のことを指します。特にバラやトマト、ナスなどの野菜栽培において、一番花の管理が重要視されることもあります。

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すす病とは、植物の表面に黒い煤のようなカビが付着する病気のことです。この病気はおもにアブラムシやカイガラムシが排泄する甘露(かんろ)を餌とする黒色のカビ菌が繁殖することで起こります。ガーデニングでは、光合成の妨げや見た目の悪化を引き起こしますが、植物自体が直接侵されるわけではありません。すす病を防ぐには、甘露を発生させる害虫の駆除が重要です。また、被害が軽微であれば、柔らかい布や水で丁寧に表面を拭き取ることで改善が期待できます。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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株元とは、植物の茎が地面と接するあたり、根元の部分を指す言葉で、水やりやマルチング、病害虫の発生チェックなど園芸作業の上で注目すべき場所です。特に多年草や樹木では、株元の通気性や湿度が健康維持に大きく関係し、落ち葉や腐葉土のたまり過ぎによって蒸れたり、カビが発生するリスクもあるため注意が必要です。冬越しや剪定後の管理でもポイントになる場所です。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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枝とは、植物の幹や主軸から分かれて伸びる部分で、葉や花、果実をつける役割があります。枝の生え方や配置によって光の取り込み方や風通し、樹形が左右されるため、剪定や誘引を通じて理想的な姿に整えることがガーデニングでは大切になります。

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