浸透移行性(しんとういこうせい)
浸透移行性とは、植物の組織内に吸収された薬剤が水分とともに葉や茎、根など全体に広がる性質を指します。この性質を持つ薬剤は、害虫駆除や病気予防に高い効果を発揮し、表面だけでなく内部にも効能を発揮するのが特徴です。特にバラや果樹など、ガーデニングで被害を受けやすい植物の管理に役立ちます。ただし、選ぶ薬剤やその使用方法を間違えると植物に負荷をかけることがあるため、ラベル表記をよく確認し、適切に使用することが重要です。
関連記事
園芸用語をもっと見る
-
脇芽
脇芽とは、植物の茎と葉の間(葉のつけ根)から出てくる新しい芽のことで、腋芽(えきが)ともいいます。これを摘み取ることで主枝の生長を促すことができます。
-
頂芽優勢
頂芽優勢とは、植物の茎や枝の先端部分にある頂芽が、ほかの側芽(葉や枝のつけ根にある芽)の生長を抑える性質のことを指します。これにより、植物は上方向へま...
-
頭状花序
頭状花序は、花が集まり頭のように見える形の花序のことを指します。キクやタンポポに代表されるこの特徴的な形状は、一つの花のように見える点が魅力的です。実...
-
水和剤
水和剤とは、農薬や肥料の一種で、粉末状の成分を水に溶かして使用する製品を指します。ガーデニングにおいて病害虫対策や植物の健康維持に役立つ重要なアイテム...
-
さび病
さび病とは、植物に発生する病気の一つで、おもにカビ(糸状菌)によって引き起こされる伝染性の病害です。葉や茎に赤褐色や黄色、黒っぽい小さな斑点が現れ、粉...
-
先祖返り
園芸でいう先祖返りとは、品種改良された植物が何世代か前の特徴を再現する現象を指します。例えば、品種改良された葉の一部が突然、元の野生種の形や色を取り戻...
