実家の片づけは「自宅」とは違う? 玄関1時間からの実家じまい
片づけの基本的な考え方・進め方
①現状観察とリソースの確認
親と実家の現状の見直し
□ 実家の物は何がどれぐらいある?
□ 親の心身の状態は?
今あるリソース(資源)の洗い出しと、それぞれ使える範囲などの想定
□ 使える時間は?➡ 例:月2日
□ 頼れる先は?➡ 例:きょうだい、ご近所さん、自治体サービス
□ かけられるお金は?➡ 例:月1万円まで
□ 使える道具・手段は?➡ 例:車、パソコン
□ 一時的保管先は?➡例:自宅、レンタル倉庫
②❶をもとに「小さな計画」から実践
家族・きょうだいと相談し、無理のない計画を立てて実践
まずは親が安全に暮らせる家にするために…
例
・きょうだいが交代で月に1回ずつ帰省
・最初は2時間、廊下の片づけ
・週1回、自治体の見守りサービスを依頼
③❷の結果を振り返って、必要なら修正
例
・姉が予定どおり帰省できない➡地域包括支援センターに支援依頼
・思ったより大変➡ 1回ごとの片づけ範囲を減らす、時間を短縮する
・キッチンの片づけに親の抵抗感が強い➡ 先に水回りだけ片づける
④進め方・手段や目的の再設定
親の変化や家の状況に応じて、方法や目的を適宜変える
例
独居の母のために家を片づけていたが、体力が落ちてきて先々ひとり暮らしはむずかしそう
➡ 施設入所や実家の売却も視野に、早めに親族間で相談する
❶に戻って❶~❹のサイクルで小さな実績を積み重ねていく
想定外のことにも柔軟な対応・思考で
実家じまいは想定外のことが起こりがちなので、臨機応変な思考で!
例
・思い出の品が大量に出てきて大変➡ 親との会話のきっかけに
・弟と意見が分かれた➡ 早めに知っておけてよかったと考える
・親の体調不良➡ 子(きょうだい)だけでできることを考える
用語解説:「エフェクチュエーション」とは
ゴールから逆算して手段を選ぶ発想とは異なり、今ある手段や知識、協力者などから、何ができるかを柔軟に考えていく思考法。インド人の経営学者サラス・サラスバシー氏が提唱。もとは起業家の行動理論だが、実家の片づけのように先を見通しづらい、現実的・感情的・複雑な課題にも応用できる。
