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セルフチェックで【認知症グレーゾーン】だったら? 専門医がすすめる、楽しみながら脳を元気にする6つの習慣

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更新日

恩田貴子

健常な脳と認知症の間にある「グレーゾーン」。この時期の過ごし方次第で、認知症への進行を抑えられる可能性があるといいます。実際に“Uターン”を果たした人たちが実践している、楽しみながら脳を元気にする習慣をご紹介します。

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お話を伺ったのは
朝田 隆さん 認知症専門医

あさだ・たかし●筑波大学名誉教授、東京科学大学客員教授、認知症の早期発見と早期治療に特化した「メモリークリニックお茶の水」院長。
認知症予防と治療の研究・臨床の第一人者。
著書に『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』(アスコム)他多数。

グレーゾーンからUターンした人がやっていること

キーワードは「ワクワクすること」

セルフチェックの結果、「認知症グレーゾーン」に当てはまったとしても、必要以上に心配することはない。大切なのは、ここからどう過ごしていくかだ。

「私はいつも、『60歳を過ぎたら、年甲斐もない生き方をしましょう』とお話ししてるんです。『年だから』とやりたいことを我慢してしまうと、脳への刺激が減り、認知機能が低下してしまいますからね。Uターンにつながる生活習慣は、遊びの延長のような感覚で、楽しみながら取り組めるものばかりです。キーワードは『ワクワクすること』。ワクワクすると、やる気を生み出す『ドーパミン』などの脳内ホルモンが活発に分泌され、脳が自然と元気になっていきますよ」

これから紹介するのは、実際に朝田さんの患者さんたちの回復につながった習慣の数々だ。「これならできそう」と思えるものから、気軽に試してみよう。

やっていること① 毎年一枚、流行の洋服を買っている

年々、おしゃれに対する気力がなくなってきたらグレーゾーンの危険信号だ。

「私の友人に、シーズンの終わりに来年用の服を買う、という素敵な習慣を続けている人がいます。その年の最新の流行を取り入れた服が、5割引き、6割引きで手に入る。お得に買えたという喜びに加えて、『来年の夏は、これを着て颯爽と街を歩こう』と、未来を思い描くことが、脳へのいい刺激になります」

クローゼットに新しい服がかかっているのを見るたびに、「これを着て、どこへ行こうか」と想像がふくらむだろう。

「『そのために今日を少し頑張ってみよう』と、自然と気持ちが前向きになる。未来へのワクワク感は、脳にとって何よりの栄養と言えるでしょう」

やっていること② カラオケを楽しんでいる

人前で歌うのは少し気恥ずかしい、と感じる人もいるかもしれない。しかし、歌うという行為には、心と体を元気にする力が秘められている。

「思いきり歌うと気分がスッと軽くなりますよね。これは脳のストレスが和らぎ、『エンドルフィン』などの脳内ホルモンが分泌されているサイン。また歌詞を覚えたり、リズムに合わせて歌うことは、脳をフルに使ういいトレーニングになるんです。同世代の友人たちと懐メロを歌えば、脳の中に眠っている記憶を意識的に呼び覚ますことになり、認知機能の低下を抑える効果が。歌いながら手拍子を打ったりするのも◎」

やっていること③ 社交ダンスやフォークダンスを習っている

誰かと手をつないだときに感じるドキドキ感は、脳を若々しく保つための栄養素となる。その絶好の機会を与えてくれるのが、社交ダンスである。

「人と肌がふれ合うと、『オキシトシン』という愛情ホルモンの分泌が高まります。このホルモンには、海馬の萎縮を回復させる働きがあることが、研究で明らかになっているんです。70代で社交ダンスを始めた女性は、2年ほどで認知機能が回復したんですよ」
社交ダンスはハードルが高いという人には、シンプルなステップの繰り返しで、運動としても軽めで挑戦しやすいフォークダンスがおすすめだ。

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