「不機嫌な自分」とはもうサヨナラ!疲れた心と脳を癒す3つの習慣
「あの人の言動が許せない」「何であんなこと言っちゃったんだろう」などと考え続けてしまい、イライラが止まらないわ、自己嫌悪に陥るわ……。そんな経験、ありませんか?「脳は疲れてくるとブレーキがきかず、コントロールしづらくなるもの。しっかり癒してあげることが大切です」と心理カウンセラー・大嶋信頼さんは言います。
そこで、心と脳を整えるアクションをご紹介しましょう。日々の暮らしの中で楽しみながらチャレンジできることばかりです。
お話を伺ったのは
大嶋信頼さん 心理カウンセラー
おおしま・のぶより●株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。米国・アズベリー大学心理学部心理学科卒業。臨床経験延べ10万件以上を誇る、日本の心理カウンセリングの第一人者。著書に『脳を休めればすべてがうまく回り出す きっと、あなたもストレス・不安・疲れから自由になれる!』『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』など多数。
脳の疲れを癒やすことが 輝く自分へのスタート
怒りやイライラ、不安や後悔に駆られてしまうのは、脳の疲れが原因。疲れによってだが、疲れが癒やされると、「まず人間関係の悩みが消えてなくなります」と大嶋さん。
「自分自身を受け入れてほめることで、他人の気持ちや表情が気にならなくなり、やりたいことを自由に実行できるように。もし期待と違う結果になっても、『どちらの結果でもよかった』と心の中でつぶやくことで、反省や後悔からも解き放たれます」
加えて日常生活の中で、自分が好きなこと、心地よいことを実践すれば、さらに脳の疲れが取れて心が整う。
「これまでの悩みや苦しみが脳の疲れのせいだったとわかれば、脳を休ませる生活を最優先にしたくなるはず。それが習慣化すれば、自然と輝ような笑顔を取り戻せるでしょう」
【おすすめの習慣①】とにかく自分の好きなことをするのが一番
「仕事・家事をしなければ」と思い詰めていると、脳が興奮して疲れがエスカレート。そんなときに必要なのは「仕事・家事をしなくてもいい」と脳に抑制をかけること。心の中でつぶやいてみる他、自分の好きなことをする時間を設けると、自然に「仕事をしなくてもいい」状態が生まれる。
ポイントは毎日のスケジュールにあらかじめ組み込んでしまうこと。出勤前に1時間絵を描く、昼休みにランチをとりながら40分間好きな音楽を聴く、などと決めておけば、その時間が楽しみになり、仕事・家事をしている間も脳がリラックスモードに。
【おすすめの習慣②】ぼんやり過ごして頭をリセット
日常生活やネット、SNSで怒りのネタを探しては、想像の中で相手をやり込める―こんなときは脳が興奮しすぎて疲れもピークに。この状態から脱するためには、脳の疲れに気づき、一人でゆったり過ごす時間をつくるのが効果的。
特に脳が疲れたときは匂いを感じにくくなるため、嗅覚を刺激してくれるアロマテラピーを活用するのがおすすめだ。好きな香りはもちろん、それぞれの精油がもつ効果に注目して選んでもOK。この時間は「怒り」や「やらなければならないこと」から離れ、いい香りに包まれながらリラックスタイムを楽しもう。
脳を癒してくれる精油
■ラベンダー
鎮静作用とリラクゼーション効果があり、ストレスを和らげる働きがあるとされる。
■ローズマリー
脳の活性化や認知機能の向上、リラックス効果が期待でき、脳のリフレッシュに役立つ。
■カモミール
鎮静・抗炎症作用があるといわれ、特にストレスや不安が引き起こす脳の疲れに◎。
■ベルガモット
抗不安作用があり、ストレスホルモンのレベルを下げることで脳の疲れを軽減する。
■フランキンセンス
伝統的に瞑想や精神的な安定に使われ、脳の興奮やストレス反応を抑制する効果が。
【おすすめの習慣③】多忙な毎日でも読書時間をつくる
ハードワークの生活を続けていると、脳が慢性的に興奮し、脳の疲れはたまる一方。そんなとき、作業の合間に読書を挟むと脳の興奮にブレーキがかかり、脳の疲れもほどけていく。忙しくて時間をつくるのが難しいなら、タイマーをセットして10分だけでも本を読むようにしてみては。
また脳への効果は本のジャンルによっても異なる。たとえばSFなら、別世界に没入することで脳の興奮を抑えることができる。ミステリーなら集中力が向上し、謎が解けた快感でストレスが軽減される。歴史物なら過去の出来事を知ることで不安が軽くなり、学びの楽しみから認知機能が向上する。これに注目して本を選べば、いつもの読書がもっと楽しくなるはず。
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取材・文/後藤由里子
※この記事は「ゆうゆう」2026年夏号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。
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