50代・60代・70代はこれから面白くなる。84歳・高橋恵さんが実感した、歳を重ねるほど軽やかな理由
「もう歳だから」とあきらめるより、今日という日を機嫌よく、軽やかに楽しみたい。そんな生き方を実践しているのが、84歳の高橋恵さん。その暮らし方や考え方には、毎日を楽にするヒントがたくさんあります。新刊『84歳、「ま、いいか」で人生うまくいく』(あさ出版)から抜粋してご紹介する第1回は、「後期高齢者」という、ちょっと失礼な言葉を言い換えます!
後期高齢者じゃなく“光輝”高齢者
私は「後期高齢者」ですが、この言葉、なんだか"終わり"みたいで好きじゃないんです。
まだまだこれからなのに、「もう終わりですよ」と言われているみたいで、ちょっと失礼じゃない?と(笑)。
だったら、呼び方を変えちゃえばいい。
私は自分を「“光輝”高齢者」と呼んでいます。
「光り輝く」高齢者です。
たった二文字違うだけなのに、気分はずいぶん変わります。
たとえば、「恵さん、若いですね」と言われると、私はすかさずこう言います。
「毎日シャンプーしてますから、フケない(老けない)んですよ」
だいたいここで、ちょっと笑ってもらえます(笑)。
こんなふうに、言葉で少し遊ぶだけで、空気も自分の気分も、ふっと軽くなります。
人生の後半は、環境が大きく変わる時期でもあります。
定年を迎え、子育ても終わり、時間はできたはずなのに、「さて、これから何をしよう」と立ち止まってしまう。
急に自由時間が増えても、最初はうまく使えないものです。
夫婦で家にいる時間が増えた途端に、なぜかギクシャクしてしまうという話もよく聞きます。
「こんなに長く一緒にいる予定じゃなかったのに」と、心の中でつぶやいている方もいるかもしれません。
真面目にずっと走ってきた人ほど、急にペースが変わると戸惑うんです。
だからこそ、ちょっとした"合図"が必要なんですね。
空気を変える合図。
そのひとつが、呼び名を変えることです。
「後期」ではなく「光輝」と言い直すだけで、「まだまだ面白くできそうだ」と、自然と顔が上を向きませんか?
光輝高齢者として楽しく生きるのに、特別なことはいりません。
「あるものも、ないものも、ま、いいか」とそのまま受け入れること。
そしてもうひとつ、人と関わり続けることです。
誰かに声をかける。
ほんの少し手を貸す。
ちょっとだけおせっかいを焼く。
やりすぎると嫌がられますが(笑)、少しならちゃんと喜ばれます。
そんな「愛あるおせっかい」が、自分の心まで明るくしてくれます。
私はいま84歳ですが、いまがいちばん楽しいです。
若いころより、上手に肩の力を抜けるようになったからかもしれません。
昔は力が入りすぎていましたが、いまはそれもありません。
いいのか悪いのか、力の抜き方だけは上達しました。
人生の後半は終わりではありません。
何度でもやり直せて輝ける時間です。
そう思うと、なんだか「ウフフ」とうれしくなってきませんか?
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