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『団地のふたり』第7話見どころ わさびのチューブが宙を舞う! 目の前にノエチがいないのが残念。仲直りの日が待ち遠しかった

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柚野木

『団地のふたり』第7話見どころ わさびのチューブが宙を舞う! 目の前にノエチがいないのが残念。仲直りの日が待ち遠しかった

「団地のふたり」第7話より ©️NHK

一昨年、NHK BSで大きな話題を呼んだ「団地のふたり」が、NHKドラマ10で地上波放送に。小泉今日子と小林聡美が演じる50代の幼なじみと、団地に暮らす人々との何気ない日常を、やさしいまなざしで描いた名作です。もう一度楽しみたい人も、初めて見る人も、その見どころを振り返ります。
※ネタバレあり

車の中というのは親密にも険悪にもなりやすい

付き合いが長ければ、お互いの欠点もよく見えてくるから、ときどきは“ガス抜き”になるような言い合いをして、すっきりするのも悪くないんじゃないか。もちろん、そのあとに後腐れがないという約束ごとが成立していれば、の話だが。ふたりの小さなケンカの一部始終を見て、そんなことを思う。

ノエチ(小泉今日子)は仕事のストレスがたまってくると説教っぽい小言が始まるようだ。なっちゃん(小林聡美)は、イラストレーターとしてのプライドが高いと思うが、それをあまり表に出そうとしない。だからノエチからしたら、のんきそうに見えるが、仕事について指摘されるとカチンとくる。ただ、本人がどこまでそれを自覚しているかは不明だ。

ふたりの間の不穏なムードが加速したのは移動中の車内。車の中というのは親密にも険悪にもなりやすい。このふたり、普段はなっちゃんがノエチのお世話係っぽいが、車移動のときは逆転する。なっちゃんが車酔いしやすいから、この時ばかりは運転手のノエチが保護者だ。そして車内でのなっちゃんは、やや子どもっぽい。

移動中、イライラが募ったノエチが、絵本作りをすすめながら意地悪なことを言う。その言葉に、なっちゃんは「絵本なめてるね」とめずらしく不快な感情をあらわにする。

ここで時間を戻して、なっちゃんが寝坊した日のことを考えてみたい。

いつになくおしゃれをしたノエチが玄関に現れたとき、なっちゃんは寝起きの姿だった。理由は明け方まで作業をしていたから。そのときは、なんで?と驚くわけだが、その後の展開をみていくと、なっちゃんは出かけること自体、気乗りしていなかったのでは、と思えてくる。同業の友人の活躍ぶりを複雑な思いで受け止めていたとしても不思議ではない。

一方のノエチは“推し”のイラストレーターに会えるのを楽しみにしている。だからその日出発できないとわかったときに冷静なのが、むしろ怖いくらいだ。

そんなわけで、出かける前から不穏な空気があり、目的地のギャラリーに着いてからも火種は消えなかった。“推し”の作品を見ながらノエチは「なっちゃんも見習わないと」と嫌みを言ってくる。モヤモヤした感情がたまったなっちゃんは、その後“推し”の前でノエチに恥をかかせるという言動に出る。そこからはお互い険悪になったまま、帰りの道中はだんまりを通して家に戻るのだった。

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